できるだけ平静を装って生活しているが、体がぞわぞわするような日々を過ごしている。頑張ろうとすると苦しくなるので、自分を許しながらやっていくしかないと思っている。
車の中でラッキーオールドサンの「二十一世紀」を聴いていた。
明日のことはきっとうまくいく気がするよ
根拠はないさ
この歌詞の部分が心を落ち着けてくれる。理由や根拠を求め過ぎず、グレーの中にしばらく身をおきたい。
それにしても二十一世紀ってなんだろう。子どもの頃、ドラえもんを観ながら二十一世紀に夢を描いた。私の歩んでいる二十一世紀はなんと形容できるだろう。
二十一世紀を考えていたら、読んでいる本にも二十一世紀の文字があった。ずっと会うことのなかった人が、フェイスブックで僕を探していたという話の中で僕が相手に問う。
ところで、どうしてフェイスブックで僕を探そうと思ったのですか?
相手は優しい笑顔でこう言った。
二十一世紀じゃないの。
いろんなことに不安を抱きすぎて、フェイスブックもLINEもやっていない私は二十一世紀に溶け込んでいないのかもしれない。人に心を許すことは難しい。
そういえば二十一世紀って梨の品種にもあったような……と、思ったらあれは二十世紀だった。
こってりしたものが食べたくなったので、ベーコンときのこのクリームパスタを作った。
本当はもっと心をオープンにしたいなと、舌にねっとりからんだクリームを味わいながら思っていたんだ。