バンビのあくび

適度にテキトーに生きたいと思っている平民のブログです。

ブックマルシェに参加しました。

ひびうたで開催されたブックマルシェに参加した。先月同様、屋号「夕寝」で一箱より多いくらいの本を並べた。

今回は最初からなんだか楽しくなってしまい、本を並べ終わったあとに写真を撮るのを忘れてしまった。絵本、児童書、小説と幅広く置くようにしているのだが、どれも少しずつ旅立っていった。懐かしい絵本の話をしたり、最近観た映画の話をしたり、とても自由な雰囲気が空の青さと混ざりあって遠くまで行けてしまいそうな気がした。

人が途切れたとき、陽が当たる畳のうえで本を読んでいた。右手に鐘つき堂が見えたのでお寺があるのか尋ねたところ、お寺があるわけではなく時の鐘としてそこにあるのだと教えてもらった。あたたかくなったら鐘をつきに行きたいと思った。

桜の咲く頃がいいかもしれない。

最初に来て下さった方が、このブログの読者さんでお会いできて嬉しかった。コメントを頂いたことがあるのだが、そこに書いてある言葉のリズムと話すリズムが一致されている方で、すぐにわかったし、話しやすく楽しかった。いつもお会いする方にも本を買ってもらい、自分の手元にあるものが誰かの手に渡ることについて考えていた。渡ったのはそこにある「物」だけではないのだと思った。

お隣で出店されていた青波堂さんとお会いするのが1年ぶりくらいだった。近況をうかがったり、他愛もないことを話したりする中で、青波堂さんがぽつりぽつり話されることが波のようにゆらゆら流れていた。わかるようなわからないような、わかった気になってはいけないような、ゆらゆら。


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前回のブックマルシェで、小学生の男の子がちょっと難しいかなって思う本をどうしても欲しいと購入されたのだが、ずっとそれが気がかりだった。今日、「あの本、開いていますよ」と言われてホッとした。男の子は漢字にはまっており、「たくさん漢字が出てくるから、その本を選んだらしい」と教えてもらい、そんな楽しみかたがあったのかと思った。本の楽しみかたなんて、型があるわけでもないし、人それぞれで良いのだ。

もっと広くモノゴトをとらえたい。

 

ブックマルシェ、来月も出店するつもりでいます。

 


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