バンビのあくび

適度にテキトーに生きたいと思っている平民のブログです。

「勉強しろ」と言ったことはないけれど

 

 

同年代の女性Aさん、Bさん(どちらも男児2人の母、長男中学生、次男小学生)と話していたとき、Aさんが「生理の存在を子ども達に隠している」と言ったのでとても驚いた。体のしくみを学校で習うから子ども達は理解しているとは思うけれど、自分から男の子どもに話すことに躊躇いがあり、話せないままなのだと言う。それを聞いたBさんは「わかる、わかる」とAさんに同調していた。2人は生理の話と同様に息子へ性の話もしないのだと言う。

AさんとBさんは息子との性の話題を避けているのに「もしも息子が相手女性を妊娠させるようなことがあったら許さない」と話しており、私は黙り込んでしまった。

 

昔よりも情報を得るのが容易くなり、今の子どもの方が知識が豊富である可能性は高いが、親の立場から話しておくこともあるのではないだろうか。

私には息子と娘がいるのだが、どちらかというと息子へより多く性の話をしてきた。改まって話すのではなく、女性が抱える生理の問題や、年齢を重ね、性交渉をする場になったら、相手の女性のことを考える必要があるなど当たり前と言える内容を普通のテンションで話している。

息子に対して性の話を躊躇ったばかりに、相手女性が望まない妊娠をしたら……などと考えてしまうと、やはり先立って話しておく方が賢明だと考えた。

また、同じ言葉でも誰が話すかによって受け止め方は変わると思うので、身近な人が言葉にする必要性を感じたのだ。

娘に対しては、こちらの同意なく性交渉に踏み切られた場合には速やかに対処することを話している。あってはならないことだが、知識が乏しいためにアフターピルの存在や警察への相談がなされず、取り返しのつかないことになってからではもう遅い。

どれだけ真っすぐに生きていても、思いもよらない出来事に巻き込まれることは多々ある。

それらを対処する力は知識あってのことだと思っている。

 

子ども達にテストの点が悪いからと叱ったことはないけれど、自身の助けが必要なときに適切な機関へアクセスする必要性はずっと話続けている。

一人で抱えこんでも解決しない場面はいくらでもやってくるので、それならば素直にSOSを出せる人であってほしいと願っている。