バンビのあくび

適度にテキトーに生きたいと思っている平民のブログです。

20240904


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大型と言われていた台風がこの地ではそれほどの被害を出さずに姿を消した。

私は台風が一番近づくと言われていた日に観劇へ向かい、今まで目にしたことがないくらいの空席が目立つ中で舞台を観た。これほどの空席は昨今のウイルスによる自粛ムードが最高潮のときでもなかった光景だ。今回観たのはイプセン原作の『ヘッダ・ガーブレル』だった。原作を読まずに行ったのだが、しばらく思いを巡らせるくらい印象強い作品でとても素晴らしかった。素晴らしい作品を特別なシチュエーションで観たことにより、今後も記憶に残るものになったと思われる。

 

記憶は何某かのシチュエーションと紐づいて私の心に刻まれる。それはささやかなことに感動したときにも紐づいており、時折ほんわりとした温かさを私にもたらしてくれる。日々、仕事に追われ、疲れ始めた夕刻にふと思い出すのは誰かの顔であったり人々が笑っている光景だったりする。

休日に一緒に遊ぶような友達は少ないのかも知れないが、今まで私が歩んで来た道は決して暗闇ではなく、色とりどりの花が咲いているのではないだろうか。例え、目を凝らさなければ見えないような小さい花だったとしてもそこに色は存在している。