秋から冬の気配を感じつつある。
空気が澄んできて深呼吸しても清々しいし、何より空が美しい。夕刻のグラデーションの空を見たら何もかもが、どうでも良くなるくらい美しかった。

先日、OGRE YOU ASSHOLE の20周年ライブツアーへ行った。久しぶりの名古屋クアトロ。ひとりでライブへ行くのに慣れすぎて、誰かと一緒にライブへ行くとどんな感じだったか思い出せないくらいになった。開演まで本を読むのはいつものことで、ビールを飲みたかったけれど今回はお水で我慢した。
オウガのライブは合法ドラッグと言われるくらい浮遊し、トリップする。低音に誘われ、体を揺らしているうちに現実と虚構の間に連れて行かれるのだ。音源よりライブで体感するのに適したバンドは幾つもあるが、オウガはまさにその1つであろう。
私の前にいたお兄さんのノリ方で彼の好きな曲のタイプがわかり、次はお兄さんガンガンくる、次は緩やかだ、など想像する楽しみもあった。
私がオウガに出会ったのはversion21.1だった。version21.1はサカナクション、オウガ、the telephonesがやっていたイベントで、その頃サカナクションを観てみたいなあと思い、調べたらチケットが売り切れていなかったので即チケットを取り、ライブへ足を運んだのだった。子どもがいる身として、年に1、2度くらいしかライブへ行けなかった時期にこのライブを選んだ私は見る目があったと言えよう(自画自賛)
サカナクション、テレフォンズももちろん良かったが、私はオウガにいちばん惹かれてしまった。それからは日程が合えばライブへいくようになった。現在、東海以外の地域でやるライブへ行くのはオウガと寺尾紗穂程度くらいであとは数ヶ月前に行った青葉市子。
こちらもめっきり歳をとり、ライブハウスはちょっとなあ…と思ったりもするが、それでもオウガのライブは止められないのだ。

ライブを終えて外へ出る。
冷たい空気が心地よい。
夜の繁華街を行き交う人々を眺めるのも好きだ。皆、何処へ向かっているのだろう。家路を急ぐのか、はたまた夜通し遊ぶのだろうか。
ライブ後に一緒にお酒でも飲める相手がいれば良いなあとひとりライブ帰りに思いながら、空を見上げた。
