
月がきれいだ。雲も美しい。
冬の空はずっと見ていても飽きない。寒ささえなければ土手に寝転んでずっと空を見ていられる気がする。
北海道で暮らしている息子から突然、娘宛に荷物が届いた。開けてみるとROYCEのチョコレート詰め合わせだった。

兄妹仲は悪くないが、良すぎると言うほどでもない。おそらく2人だけでは連絡もほぼ取り合っておらず、家族共有で連絡を取るぐらいだ。今回はただの気まぐれかもしれないが、妹にチョコレートを送ろうと思った気持ちが嬉しかった。
息子の優しさには押しつけがましさがないので、逆に私は息子を慮ってしまう。
幼い頃から私の感情に敏感で、私を助けようとしてくれるため、出来るだけ大人にならないように、子どもでいられるようにしようと努めたが、如何せん私が未熟なため、息子のフォローに甘えることが多かった。
息子がいなければ今の生活になるように踏み切れたかわからない。彼が「今、家を出なければ自分はひとりで出ていきます」と放ったときを忘れることはない。ここで彼を守れないのであれば、私は何のために存在しているのだろうと自責しながらも、恐怖に勝つのに時間をかけてしまった。ただ、やり遂げたあとは彼の親と名乗ることを許された気がした。
ちなみに送られてきたチョコレートは娘のものなので私は娘の許可なしでは食べられない。
昨日、娘から1つだけもらった。