朝方の繁華街はそこらじゅうに夜の蝶が倒れているらしい。 夜の帳が下りてから蝶は水を得た魚のようにひらひらと舞い始める。頬がこけたおっさんや前にお腹の突き出た若社長を名乗る男性、どんな相手にも蝶は鱗粉を撒き散らしながら明日へ続く夢を与え続ける…
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