きれいな雲を見ることが多くなった。
日によって形も様々だし、真昼間と夕方では色味が変わって、違う趣がある。単純に綺麗だと思いながらいつもぼんやり眺めている。
田んぼの稲刈りが終わり、カントリーエレベーターが夜に灯していた明かりも灯らなくなった。
稲刈り後の田んぼには、今まで稲によって姿を隠されていた雑草があちこちで「ここにいますよ」と主張していた。黄色い地面の上で気持ち良さそうに揺れる緑色の雑草もまた綺麗だと思う。
田んぼで、カラスとシラサギの姿をよく見かける。しばらく観察していてわかったのだが、カラスとシラサギは決して同じ区画の中にはいないのだ。カラスがいる田んぼ、シラサギがいる田んぼ、それぞれすみ分けているらしい。なぜなのかは知らない。けんかするのか、それとも目当てのモノが違うのか?カラスの黒、シラサギの白は空から眺めたらオセロのようになっているんじゃないかと思った。
ひっくり返して、どっちが勝つのだろう。
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先日、雑貨屋さんでOKOSHI-KATAGAMIのポストカードを見つけた。
OKOSHI-KATAGAMIとは(株)オコシ型紙商店が製造、または所有する手彫りの「伊勢型紙」を指す。こちらは型紙文様のポストカードで活版印刷になっている。触るとぽこぽこ凹凸があるので、なんだかずっと触っていたくなる。
図柄には名前があり、右側が「幾重菊」、左側が「風舞い藤」。
「幾重菊」は幾重にも重なる菊華の花弁を、水面に広がる波紋のように図案化したもの、「風舞い藤」は力強く蔓が広がる姿は長寿や繁栄の象徴だと書かれていた。
伊勢型紙の老舗メーカー オコシ型紙商店 | OKOSHI-KATAGAMI
ざっくり調べたのだが、通販サイトでこのポストカードの販売はないようなので、どこかで見つけたら「ああ、これか」と思ってくれたら嬉しい。
伊勢型紙は美しい。
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ラジオに加藤伎乃さんが出ていた。
その場でライブをしていたようで「鱗」という曲が素敵だと思った。
けど、あえて今日は「丸の内サディスティック」のcoverを。