バンビのあくび

適度にテキトーに生きたいと思っている平民のブログです。

星と月に触れながら

まだ体調があまり芳しくありません。。

 
こんな時は落ち着けるような本を開こうと取り出した2冊。
 
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左は駒形克己さん(ワンストローク)の『ほしが ねむる ところ』
右はヒロイヨミ社の『月の句集』
 
星と月。
偶然にもどちらも白い表紙でした。
 
『ほしが ねむる ところ』はフランス、グルノーブル市から依頼があり、2004年に生まれてくる赤ちゃんへのお祝いに、市からプレゼントする本として製作されました。
 
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ワンストロークの本は1枚1枚材質の違う紙を使用していたりするので、触ってるだけでも気持ちが良いです。
数え切れないほどある星は季節をめぐる中で変化し、舞い戻り、そして眠りにつく。
最低限の言葉と動物や花から多くのことを感じられるのは、紙の材質から触感として得られる部分があるからだと思います。
 
以前、ワンストロークの『YELLOW TO RED』を紹介したのですが、どうやら絶版らしいと書きました。
 
でも、やっぱりワンストロークさんはやりましたよ!再販なんです♪
 

 
こちらは色合いも温かく今の季節にオススメだと思いますー。
 
 
 
それからもう1冊のヒロイヨミ社の『月の句集』
 
こちらはお友達から頂きました。素敵すぎます。ありがとう。
 
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真っ黒な中、ポッカリと浮かんだように句が書かれているので、グッと心に入ってきます。
 
表紙やインク、綴じ糸なんかもこだわって作られています。
画像の句は幸田露伴です。
 
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こちらを見てもわかるように(わかりづらいかな?)、組版が佐々木活字店、印刷が滝沢活版印刷となっています。
そう、活版印刷なんです。ウフフ。間近で見ると本当に素敵です。
 
限定200冊らしくシリアルが入ってます。
 
『恋の歌集』や『夜の詩集』もあるようですよ。
 
 
 
本が好きでもたくさん文字を追いたい時とそうでない時があります。
 
選び抜いた言葉から受け取れるモノがあると思うので、こういった本も大好きです♪
 
 
さて。今日は良く眠れるかしら?
素敵な夢が見られますように。
 
 
 

正義を貫くことに対する不安

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ショッピングセンターへ行くと子ども広場のようなところがある。

 
年齢制限があり、未就学児〜小学校低学年ぐらいまでに設定されているのをよく見かける。
年齢制限があるのは乳児を遊ばせているところへに大きな子どもがガヤガヤ来たら危険であるからと認識している。
 
先日、娘が子ども広場で遊んでいた。
息子も一緒だったが、年齢制限に引っかかっているため遊べない。
娘の他に誰も遊んでいなかったので、乱暴でなければちょこっと遊んでもいいんじゃないかなぁ・・と、思ってしまうが、息子は絶対にそれをしない。
 
しばらく経ってから小学校高学年ぐらいの子が3人やってきた。
走ったりはしゃいだり・・・なかなかの暴れっぷりである。
「うむむ。年齢制限も守ってないし、ちょっとなぁ・・」と思ったが、傍らにはその子達の親がいるのもわかっていたので、注意するか迷っていた。
迷った理由は、親が注意してくれないだろうかという淡い期待と娘が遊んではいるが乳児はおらず、危険度があまり高くない状態であったからである。
 
その時に息子が「僕、あれは良くないと思うから注意してくるわ」と言った。
私「いや、ちょっと待って」
息子「なんで?」
私「だってさ、そこに親もいるじゃん?それに小さい子もいないし・・」
息子「何言ってるの。ここのルールを守ってないでしょ?親がいても注意しない感じだから僕がする」
 
息子が言っていることは正論である。
 
なのに私は何を迷ったのか?と再度考えた時に、仮に注意した場合、相手から逆ギレされたら嫌だなとどこかで思っているんじゃないかと気づいた。
 
私も小学生ぐらいの時は息子のように、モラルがなくルールに反している人が許せなかった。
今もそういった人は許せない。ゴミのポイ捨てをするような人とは友達になりたくないし、車の窓から手を出し、タバコの灰を捨てていたりそのままポイッとされたりするとイラッとする。
だが、大人になり、正しいことをしたがばかりに逆ギレされ傷つけられるようなニュースを見聞きするようになってからは、そういった場面に出くわすと「何かあるかも…」と恐れて躊躇するようになったように思う。
 
私が躊躇った理由を息子に話そうとすると「逆ギレされる場合があるから少し考えた」になる訳だが、それを息子に話したが為に、息子の正義感が損なわれるのはおかしいような気がしてなんとなくやり過ごしそのままにしてしまった。
 
正義を貫く事を教えたいが、やはり親なので子どもの身の安全は大事な問題である。
 
 
結局、息子は有言実行でその子達を注意した。
彼らが聞き入れてくれたかは微妙であったが、息子には正しいことをしたねと頭をポンと叩いた。
 
 
だが、やはりあれは私がすべきことだったと今も思っている。