バンビのあくび

適度にテキトーに生きたいと思っている平民のブログです。

「世界を変える美しい本 インド・タラブックスの挑戦」へ行ってきました

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刈谷市美術館で開催されている「世界を変える美しい本 インド・タラブックスの挑戦」と「怪談えほん原画展+稲生モノノケ録『ぼくはへいたろう』の世界展」へ行ってきました。

素敵な展示が同時に開催だなんて、行かない理由はありません。

怪談えほん原画展も怖くて面白かったのですが、今回は写真撮影がすべてOKだったタラブックス展のことについて触れていきます。

というか、きれいな言葉は思いつかないので「まあ、見てよ!」と写真を並べていきますので、ああ、こういうのかぁなどと興味を持ってくれたら嬉しいです。

 

最初に「タラブックスってなによ?」って話ですが、タラブックスは南インドにある小さな出版社です。どれぐらいの規模かというと、印刷製本部を入れても50人に満たないぐらいです。そんな小さな出版社「タラブックス」は、美しい絵本を製作し、数々の賞を受賞している現在世界で注目されている出版社なのです。

手すきの紙にシルクスクリーンによる手刷りの印刷、さらには製本まですべて人の手によって行われていると書けば「こだわり」を感じて頂けるのではないでしょうか。

 

さてさて。

影技術のない私がどれほどのことを伝えられるかはわかりませんが、撮った写真を並べていきますので見て下さいな。

 

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しっぽのへびがかわいい。

 

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近くで見たらハチさんいっぱい。

 

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クマの周りもハチさん。

 

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てっぺんいる子が気になってしかたない。

 

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私も持っている絵本「水の生きもの」

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タコさんがいちばん好き。

 

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かたつむりの配色がキルトっぽくて好き。

 

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これはなんで撮ったのか覚えていないのですが、インドがらみのなにかだった気がします…詳しいこと覚えてないです。

 

実際に見ると、絵の細かさ、美しさにしびれます。

また、本そのものからはシルクスクリーンのためなのか不思議なにおいがします。

刈谷市美術館で6月3日まで開催されていますので、お近くの方はぜひ足を運んでみてください。

 

 

水の生きもの

水の生きもの

 

 

 

タラブックス インドのちいさな出版社、まっすぐに本をつくる

タラブックス インドのちいさな出版社、まっすぐに本をつくる

 

 

 

世界を変える美しい本 インド・タラブックスの挑戦

世界を変える美しい本 インド・タラブックスの挑戦

 

 

 

五月。

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田んぼに水が入った。

この時期の田んぼはまだ稲も植えたばかりのため、稲の存在感より揺れる水面が気になってしかたない。

とてもきれいなのだ。水面に映った空が。

景色がゆらゆらゆれる。

私も一緒にゆらゆらゆれる。

・・・

二十代前半の頃、大きな挫折を経験していないことを人に相談したことがある。二十歳にもなればどこか生きづらさを感じ「挫折」という言葉で表される体験をした人は周りにたくさんいた。なのに、私は何も考えずただのんびりとその歳になってしまっていたので、自分がひどく薄っぺらい人間に感じていたのだ。「つらい」「くるしい」ともらす人に気の利いた言葉もかけられないし、相手が「どうせあんたに言ったってわからないでしょ」と思いながら話しているような気もした。それに加え、今後自分が「挫折」を体験した時に耐えられるのだろうかという不安が胸いっぱいに広がって、いつもどこかで怯えていた。

「大きな挫折をしたことがない。今後、何かがあった時に耐えられるか不安だ」

人に相談するには軽い問題すぎて最初は躊躇ってしまったが、それでも私の不安を聞いて欲しいと言葉にした。

「それはもしかしたら自分でなんとなくやり過ごすことができてしまっていただけで、今までも挫折と言えるようなことはあったのかも知れないよ。だから今後も乗り越えられるよ」

友人はそう言ってくれた。そうなのかな、今まであったのかな、振り返ってみたけれどよくわからなかった。

ただひとつわかったことは、友人は私の言葉を笑うでもなく受け止めてくれ、優しい言葉を選んでくれる人だということだった。

数か月前も少々重いけれど、私が思っていることを伝えたら「大変だと思うけれど、えこが選んだのなら私もそれで良いと思うよ」と言ってくれた。私が選ぶ道が正しいのかどうかはわからないけれど、友人は私を信じていてくれる。それだけで十分だと思った。

 

年々、生きるのは楽しいけれど苦しいことだと感じる。

華やかさだけで形作った世界は嘘っぱちだと思う。 

 

 

Homecomings - Songbirds(Official Music Video)

 

 

もしもし、聞こえますか?

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1ヶ月前に送ったメールの返信が風に乗ってきたかのようにふわふわと届いた。

私が送ったメールは返事があってもなくてもどちらでもいいメールであったので、送ったことさえすでに忘れていた。

 

今日は良い天気です。

空が広くて太陽が高く昇っています。

 

 やあ、メールに今気づきました。

青森の桜はまだ咲いていません。

見ごろは来週のようです。

 

なんとものんびりしたやりとりである。読み返してみて自分でも笑ってしまった。

合理性を重視する人はもしかしたら「これは何のやりとりなの?」と問いたくなるだろうけれど、生きるには意味のないことも必要だと答えるだろう。

ただ生きていてほしい。幸せであってほしい。それだけだ。言葉にするとエゴの塊のようになってしまうので「もしもーし、聞こえますかー?」程度の糸電話のようなものなのだ。

 

様々なSNSにより情報の伝達速度は上がっていると思うけれど、それによって心をすり減らすのであれば使わない選択をするのも良いと思う。

 

次はいつメールをするのだろう?

太陽が輝いてじっとりとした汗をかく頃だろうか。 

 

マールとおばあちゃん

マールとおばあちゃん

 

 

マールとおばあちゃんは好きな絵本の1冊です。