バンビのあくび

適度にテキトーに生きたいと思っている平民のブログです。

2018.8.16

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実家へ帰省していた。

昨年は息子が受験生だったこともあり、帰省しなかったので1年7か月ぶりの帰省になった。車で帰ろうと思い、ナビに目的地を入れたら400キロ超えの距離だった。前にも車で帰っているのだが、その時はナビなしの車だったので距離がわからなかったのだ。そうか、400キロ以上あるのか。これは小さな目標、例えば途中のサービスエリアで美味しいものをたべるなどを設定した方が良いなと心に決めた。いざ、向かってみると、新東名は快適であった。いちごのスムージーなど美味しいものを食べることもできて娘も喜んでいた。そのあと圏央道で渋滞に巻き込まれることとなった。自分と同じナンバーの車が周りにいない地域にくることは滅多にないのでアウェーを感じながら慎重に運転した。

実家に帰るたびに両親が歳を取ったと感じる。それと同時に自分がいなくなってからの実家に流れる時間を寂しく思ったりする。遠方に住んでおきながらなんとも勝手なのだけれど、本当はもっと実家にいたいと思う。私は両親が好きなのだ。いつでも穏やかで緊張しなくてもいい空気を持っている二人が好きなのだ。

心地良い空気を生み出せる人は貴重だと思う。この家から出て、いろんな人に出会って自分が如何に穏やかな空気の中で成長していたのか痛感させられた。自由であること、わがままを言えることはなんと贅沢なことなのだろう。

娘や息子も自由に過ごせて楽しかったようだ。

 

帰省を利用して東京の街を歩いた。

ふらりと寄ったスープカレー屋さんで瓶に入ったハイネケンを飲みながらカレーを食べていたら「フェスみたいだな」と思った。

真昼間のビールとカレーと夏の暑さで少し泣きそうになった。

 

8月のソーダ水 ~星屑珈琲へ行きました

全国で名古屋がいちばん暑かった日に「星屑珈琲」へ行った。

ドライヤーの弱風をずっとあてられているかのようなゆるく生暖かい風が顔をなでる。

涼しくないどころか呼吸が苦しくなりそうで、私は開店直後の星屑珈琲へ向かったのだった。

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店名が涼やかで文字も潔くてかっこいい。

店内はまだ誰もおらず、珈琲の良い匂いで満たされていた。

珈琲を注文しようとも思ったが、あまりにも暑い日だったのでクリームソーダを注文することにした。

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クリームソーダだけでも何種類あるのだけれど「こんな暑い日はブルーでしょ!」と頼んだ真っ青なクリームソーダはアイスがシャリシャリとしていて甘すぎず、ソーダもすっきりしていて後味がとっても良くて気に入った。食べて、飲んでいる最中に何度「あぁ…おいしい…」と呟いたことか。広くない店内の落ち着いた雰囲気とたくさん置いてある本が居心地よくて長い時間滞在してしまいそうだった。

店主はひとりでとても慌ただしく動かれていたけれど、柔らかく丁寧に接してくれるので気持ちが良かった。

 

また行こう。

次は違う色のクリームソーダを飲もう。

 

 

8月のソーダ水

8月のソーダ水

 

 

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東海のカフェを巡られているレイガスさんのブログ。

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2018.7.11

梅雨があけたとたんに蝉の鳴き声が聞こえる。

蝉はどこで梅雨明けを知ったのだろうか。

気温がぐんぐん上昇し、空気が波打っていると思えるぐらい停滞している。呼吸が苦しく、首に伝う汗が気持ち悪い。

長くなった髪の毛をそのまま下ろしていたら、首の後ろが暑くてどうにも耐えられなく、慌ててその辺にあったゴムで髪の毛を結わえた。

 

車で国道を走っている時、ぴかぴかした田んぼが目に飛び込んできた。すると、急に懐かしいような切ない気持ちでいっぱいになり、鼻がつーんとした。

なぜだろう、なぜだろうと考えていたのだけれど、きっとあの日の夏を思い出してしまったからなのだと思う。

何年も何十年経っても夏が来るたびにふと思い出す。だが、時が経ちすぎて思い出はフィルター越しにしか見えなくなっているように思う。けれど、あの時に感じた思いだけは、夏のにおいと青々とした草と広い空に紐づいて私を少女にしてしまうから困るのだ。

 

 

いつもの何でもない日常の中で、たった数分だけ少女に戻る時間があってもいいのかも知れないけれど。

 

 

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サマーサイダー (文春文庫)

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