バンビのあくび

適度にテキトーに生きたいと思っている平民のブログです。

20190415 ~鳥のように見渡す


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桜も散り、葉が目立ち始めた。

街中でパトカーとすれ違うたびに春の交通安全運動なのだなと思う。選挙の立候補者が「本人」というたすきをするようになったのは最近のことなのかしばらく周りが見えていなかった私にはわからない。

読みかけのまま置きっぱなしにしていた「82年生まれ、キム・ジヨン」を読み終えた。共感したという感想をいくつか見かけたのでよくある話なのだろう。私自身も似たような経験をした部分もあって素直に読み進めることができた。また読んで良かったと思う。

本の内容から離れるが私は共感があまり好きではない。共感の言葉、音、何が好きではないのかわからないがなんとなくしっくりこないのだ。「共感したから受け入れられやすかった」ただそれだけのことかも知れないが、そんなに簡単にわかる!って思って良いのかしら?などと考えてしまっている。ここのところ、私は今までよりも自分を信用しておらず、自分の発言を疑っている。言い換えると、自分を過信しないように律することに徹している。俯瞰したものの見方が足りていないと気づき、情けないと思っている。けど、気づいたからには意識することから始めようと思う。始めることに早いも遅いもないって誰かが言ってたっけ。

 

時々、私は何処にいるのだろうと思う。皆が生きている社会の中に存在しているのか不安にもなるが、声をかけてくれる人がいるから私の姿は見えているのだろう。

大丈夫。

自身に呼びかけ、眠って起きる。

生きるのは眠ると起きるの繰り返しであると思う。眠れなくなったら起きられない。

笑って泣いて怒って…私が喜怒哀楽を出せているうちは生きていけるはず。

「おはよう」と言える相手がいるうちは立っていられると思うのだ。

 

絵本「ねえさんといもうと」を読んだ。

うちの子は兄と妹のきょうだいだが、とても仲が良い。

私はにやにやしながら二人のやり取りを眺めている時に幸せだと感じている。

 

ねえさんといもうと

ねえさんといもうと

 

 

 

82年生まれ、キム・ジヨン (単行本)

82年生まれ、キム・ジヨン (単行本)

 

 

 

20190226 ~未読メール


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ずっと眠らせていたままだったフリーメールを開けたら、未読メールが3万件を超えていて驚くよりも先に笑ってしまった。フリーメールなのでこのまま眠らせて必要であれば新たにメールアドレスを取得すればいいのだが、なんだか未読を消していきたい気分になって毎日手動でぽちぽち少しずつ消した。2か月かかってようやく未読がなくなった。

多くはネットショップからのメールだった。無の表情で淡々と消す作業を進めて行った。何も考えない単純作業はある意味、心が平和だった。

メールを消していると、ぽつぽつと知り合いとのメールがあって手を止めてメールを読んだ。懐かしかったものもあったが、自分の考えの浅さが目立つものもあって顔から火が出そうだった。あの時の私につきあってメールしてくれた人は優しかったと思う。今の私だったらあの時よりもう少しだけ寄り添ってあげることができたかもしれない。いや、そう思うだけでたいして変わらないのかもしれない。

仕事を終えて会社から出ると外が明るくて驚く。いつからこんなに日が延びていたのだろう。空を見上げたら空気が柔らかくあたたかいと感じた。

空気をいっぱい吸うとがんばろうって気になるのは単純だろうか。

あんまり頑張らなくて良いとも思うし、今頑張らなくていつ頑張るのよとも思う。ふわふわした心と季節が私を追いこんでいる気がする。

 

人に刺される夢をみて自分の悲鳴で起きた。

夢占いを見たら悪い夢ではなかったが、悲鳴で起きるのはよくないと思う。

隣で寝ていた人はすやすや眠っていてごろんと転がった。

 

20190205 ~陰に支えられて

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片付けをしていたら捨てられずにいたこども服が出てきた。娘も息子ももう着ることができないとわかってはいるのだが、気に入った柄だったためになかなか捨てられない。

この服を購入した頃は、きのこ好きという自覚もなかったはずなのに、きのこ柄の服を自然と手に取っていたのがなんとなく面白いなと思った。

きっと服だけでなく無自覚のまま選んでいるものは多々あって、いつの間にか出来上がったものが私の居心地の良い場所なのだろう。


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「へへっ、私、ちょっとさ、悩んでることがあるんだよね」

軽めに発した私の言葉を聞いて「陰ながら応援してます」と答えてくれた人が複数人いた。ひとりじゃなく、ふたりでもなくもっといたことにびっくりして、「なんだ!私はへっぽこでも私の陰はすごいじゃん!」と思った。

とても心強かった。