バンビのあくび

適度にテキトーに生きたいと思っている平民のブログです。

「きいて!」に耳を傾けること〜『きいて きいて』を読んで

『きいてきいて』という絵本を読みました。

 

きいてきいて

きいてきいて

 

 

   

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登場人物が「はるくん」と「おとうさん」だけです。
 
はるくんはお父さんが大好きです。
 
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お父さんは忙しくはるくんのおはなしをあまり聞いてあげられません。
 
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足にまとわりつくはるくんや困った顔のお父さん。どこのウチでも似たようなことがありますよね?
お父さんのパンチラが素敵。
 
 
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お父さんが話を聞いてくれないのではるくんは拗ねてしまいます。
お父さんはぼくのこと好きじゃないのかな?という不安もあるのでしょう。
はるくんは毛布の中に隠れます。お父さんが探しに来てくれることを願って。
でもそのうち眠ってしまうのです。。
ゆめのなかでお父さんが呼ぶ声がしました。
「カレーライスできたぞ!」
 
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はるくんは嬉しくてお父さんに抱きつきます。かわいい。
 
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ハッキリ言って私は自分の子育てに自信がありません。
フルタイムで働き、子どもと関われる時間は限られているけれども、その時間を大事に使えているかと言えば全然ダメだなと。
「子どもと会話をしていますか?」と問われ「はい。まあまあ出来てます」ぐらいに答える方は多いと思うのですが、さらに「それはask、 listen、 hearのどれですか?」と尋ねると、うーんと考えてしまいませんか?
 
「今日、学校で何があったの?」「ごはん何にする?」などはaskであり、親からの質問に答えているだけなんですね。これはこれで良いのだけれども、askばかりでは子どものことがわからないのです。
私はついついこれになってる部分があります。
共有している時間が少ない分質問攻撃みたいな。子どもからすれば迷惑でしょうね。
 
さらに、夕飯の支度をしている時に子どもから話しかけられると、野菜を炒めているジュージューって音なんかでかき消されて、本当はたいして聞こえてないのに「はいはい、そうだねー」とか適当に相槌打っている時があります。…あかんです、本当に。ただ聞いてるだけのhearな部分は良くあって、家事を理由にしている時もあり。実際、帰宅してから子どもが就寝するまではかなりハードだったりするけれども、全てを言い訳にしてはダメですね。
 
子どもの話をちゃんと聴くにはこどもが一生懸命話している時に、こちらが口を挟んではいけないらしいです。(listen)
子どもは語彙が少なく、大人だったら簡単に説明ができることも「でね、私がここで待っていたら、あそこから⚪︎⚪︎くんが来て…あ、その時に△△ちゃんも来てね、そこに花も咲いていてね…」みたいな「結局、何が言いたいのよ!」と思えてしまう話し方をよくします。(しますよね?ウチの娘だけじゃないですよね?w)
その時に思わず「あ、⚪︎⚪︎くんと△△ちゃんと遊んだのね」と話を整理した内容を横から言ってしまってはいけないんです。最後まで子どもの表現で話し終えるまで待つこと。
ですので、大人としては相槌のみで口を挟まない練習が必要のようです。
 
子供に対してだけでなく、大人同士でも「聞き上手な人ってすごいなー」と思うばかりで、自分はとても遠くにいる気がします。
 
もう少し、聞き上手になりたいなぁと思いました。