バンビのあくび

適度にテキトーに生きたいと思っている平民のブログです。

スーパーマーケットで。

f:id:bambi_eco1020:20171015214506j:plain

きのこの日。

雨が降っていたので、息子を塾へ送って行った。

塾の迎えまでは時間があるため、ショッピングセンターをうろうろしたあと、本屋さんへ。

児童書コーナーで4歳くらいの男の子が何冊かの絵本を並べて「困ったなぁ、選べないなぁ」と呟いていた。どうやら1冊だけ本を買ってもらえるようなのだが、なかなか1冊に絞れないため、悩んでいるようだった。お父さんらしき人が男の子の背後から「どれか選びなよ」と声をかけ、また違う棚を眺めていた。男の子は声に出して「困った」を何度も繰り返していたため、思わず声をかけてしまいそうになったが、グッと堪えた。自分で悩んで悩みぬいた一冊が一番いい思い出になりそうな気がしたのだ。もしもあまり面白くなくてすぐに忘れてしまうような内容だったとしても、悩んだ思い出だけきっと残る。本の内容より背景が思い出になることは多々あるのだから。

 

スーパーへ行くと、スーパーの外に赤ちゃんが乗れるカートが置き去りにされていた。

私が牛乳パックやペットボトルを資源回収の袋へ入れていると、雨具を着たスーパーの係員らしきおじさんが「こんなところへ置き去りにして……」と言いながら置き去りにされたカートの方へ進んで行った。

「すみません……」

その時、カートを使った本人とみられる女性がどこからか現れ、係員へ謝っていた。あのカートは長い時間放置していたように思われたのだが、女性はどこから出てきたのだろうと不思議に思った。係員はカートをころころ転がしながらスーパーの入口へ向かった。入り口にはもう少し若い係員の男性がいて、雨にぬれたカートを1つずつ丁寧に拭いていた。

スーパーで会計をすませ、買い物袋につめているときに、隣のサッカー台の上に男の子が腰かけてゲームをしている姿が目に入った。サッカー台(買い物かごから買い物袋に詰め替えるため台)の上にこどもが座っている姿を目にしたのはこれがはじめてではない。次に見かけたら声をかけることにしようと決めた。

まだこどもが2人ともちいさかった頃、スーパーへ行った際にいくつも重なっていたカートをこども達が引っ張って出してくれたことがある。どこかに引っかかっていたようで、なかなか引っ張り出せなかった姿を見た見知らぬおじさんが、こども達が遊んでいると思ったらしく「最近の親はこどもを叱らないのか!」と私に怒鳴ってこられた。その場ではすみませんと謝って終えたけれど、車に乗ったとたん涙が止まらなくなった。私は仕事を終え、こども達を保育園に迎えに行ったあとだった。様々な思いが駆け巡って疲れていたのだと思う。

 

ただ買い物をするだけでもこどもを連れていると色々なことがあった。

 

先日、ベビーカーを押しているお母さんが会計をしている際、ベビーカーに座っていた女の子がアンパンマンのぬいぐるみをぽとんと落とした。女の子は拾おうとしたが、届かない様子だったので、私は拾って女の子に渡してあげた。だいぶお顔の黒くなったアンパンマンを女の子は大事そうに抱えた。お母さんは私に気づいて「ありがとうございます」とお礼を言ってくれた。その声があまりにも優しくて私は知らぬ間に微笑んでいた。