バンビのあくび

適度にテキトーに生きたいと思っている平民のブログです。

20190828 ~よるのおと

よだれを垂らすほど深い眠りについたためか、真夜中に目を覚ました。夜は涼しく夏は遠くへ去っていったかのようだ。外からカエルの声が聞こえてくる。近くの田んぼがすでに稲刈りを終えたことが影響しているのか数日前からまたカエルが騒ぎ出した。このカエルの鳴きかたがいつもよりリズムを刻んでいて面白い。

「え?これ…カエルだよね?」

息子が不思議そうに話すのもよくわかる。通常、気にも止めないほど一定のリズムでゲコるカエルであるが、今回は間違いなくカエルが他のカエルを意識しているのだ。ゲゴゲコ…ヒュイ…ゲコゲーコ…ゲ…ゲ…と続き、途中音を例えづらいのだが、ワンに似た音を発する。合いの手のように入れられてくるヒュイ、ワンが気になりすぎる。

こんなに色んな声が聞こえるのは一種類のカエルではない可能性もあるが、さすがにそこまでカエルに詳しくない。声を判別出来たら楽しそうだとは思った。

カエルの鳴き声に気をとられていると、「こっちにもいますぞー!」と主張するかのような虫の声が聞こえてくる。夏の終わりはメランとコリーな空気が流れるけれどとても賑やかだ。きっと誰もが寂しくないように声を出してくれてるのだろう。

真夜中に聞こえてくる新聞配達のバイクの音は、安心できるのにちょっぴり寂しいような気がしてずっと聞いていたくなる。

 

 

よるのおと

よるのおと

 

 好きな絵本のひとつです。