「お母さん、100均に連れてってよー」と息子に言われた。
息子はそこまで物欲のある方ではなく、まして100均に行きたいだなんてあまり言わない。
彼の欲しい物は本なら時刻表や地図が主だし、文房具なら有名メーカーのシンプルなものしか使わない。小学校へ入学する際に絵柄の入った鉛筆や下敷きには一切目もくれず、「これがいい」と指差したのは黄色いケースに入ったトンボの鉛筆だった。
これね。これしか使ってくれない。三菱の鉛筆はダメって言われる。
そんな子が100均で何が欲しいのかと尋ねると「個人的な物だからさぁ・・」とな。
「あなたが買うものに『個人的』じゃないものってあるの?全部個人的じゃないの?」
「いやいや、違うって。ほら、セロテープなんかは、家族みんなで使うから家族的じゃん!!」
えっ?そういうこと?家族的なの?・・そもそも家族的ってなにさ!とツッコミたい欲望にかられるも、何を買いたかったか知りたいのでググっとその言葉を飲み込む。
なのに、「個人的な物」を連発され、教えてくれなかった。ちぇっ。
息子が100均にいる間、私は本屋で待っていた。本屋で待つ。そりゃ本を買う。積む。ああぁぁぁ・・!(笑)
これはイカン!と息子のところへ戻ると嬉しそうに袋をぶら下げてこちらへやってきた。
「ねぇねぇ、何を買ったの?教えてよー」
「ええぇ・・。個人的だからイヤなんだけど仕方がないから教えてあげる。コレだよ」
袋の中に手を入れ、ガサゴソと差し出されたものがこちら。
・・・。
・・・・。
何を数えるねん!
「あぁ、そうか。とうとう来たか。野鳥の会に入るんだね」と聞いて見るも、いつも紅白歌合戦を最後まで見ない息子は無反応・・つまらん!
「とにかく、数えたいんだよ。カチャカチャやりたい!」と車の中で早速、対向車の数を数えはじめた。よくわからんがやたらと楽しそうだった。
購入してから、携帯とカウンターを必ずポケットにしまって出かける。街中で変わった子がカウンターでひたすらモノを数えてたら、ぜひ優しくしてあげて下さいー。
「あとね、もう1つ100均に欲しいモノがあったんだ」と息子が言う。
それは何かと言うと・・
チン!です(笑)
これこそ一体何に使うねん!チン!て呼び出されても私は何にもしないよ?
あれかなぁ、とにかくプッシュしたいんでしょうな。どちらも。
そんなお年頃かしら?
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昨日、娘の卒園について書きましたが実は息子の誕生日でもありました。
息子が興味を持つものはエレベーターだったり、時刻表、地図であったりと一般的な男の子とはちょっぴりズレております。
3歳ぐらいの時には「ワンピースが着たい!」と言われました。私のカットソーを着せると長さがワンピースぐらいになり、とても喜んでいたため「果たしてどんな方向に進むのだろう?」と思ったりもしました。
11歳になった今思うのは、こだわりが強いだけで普通の子どもだなってことです。
興味の対象が特殊であるため、クラスでは若干浮くかもしれないけど、それを理解してくれる人達に恵まれ楽しくエレベーターに乗りまくってます!
「ワンピースを着たい」はさすがに言わなくなりましたが、戦隊ヒーローものに一切興味を示さなかったことを思うと、カワイイものが好きなのかも知れないなぁと思います。
基本的に優しいタイプなので、今後変な女に捕まることがないか、ソコだけを母は心配しております!(笑)
誕生日おめでとう♪♪ 健やかに育てよー。