夜の闇に飲まれたのなら、布団かぶってさっさと寝ちまえ。
昨晩、布団をかぶって息をフゥっと吐いて眠りについた。
目を開けた時はまだ暗闇の中で、気分もそこまで晴れていなくて、「ああ、まだまだ真夜中だ。寝足りないんだ」と思ったのに、遠くの方で車の走る音と電車がガタンゴトンと通り過ぎる音がしたので朝だと言うことに気づいてしまった。体を起こすという動作まで心が結びつかなくてもう一度布団をかぶった。
子どもに向けて発した言葉があまりにも身勝手だったなと反省する日は少なくない。特に息子がだいぶ大人思考のため、ついつい大人扱いで話してしまうことがあってどこまでならアリだろう?と後から考えてしまう。この子はまだこどもだ、こどもだ…と頭の中で唱えながら会話をしている時さえあったりする。察知する能力が長けているように見受けられるため、先回りに考えてしまい自分を抑えているのではなかろうかと懸念したりもする。とにかく私はこの子が「こども」であることを忘れてはいけないのだ。
息子は先日帰省をした際に、Suicaを作りたかったらしい。私の母がそう言っていた。意気揚々とSuicaを作ろうとした息子はそこで自分の名前などの個人情報がSuicaを作る際に必要だと知り、今回は作らずに帰ってきたのだと言う。
息子は個人情報、またはネットでの身バレについてものすごく警戒している。きっとTwitterなどで色々やらかす人をみて警戒心が高まったのであろう。特に教えずとも自分の身を守る術を理解し、警戒している様はふわふわとブログを書いている私からすれば「なんて大人なんだろう」と思ってしまう。けれど彼はこどもだ。こどもなんだ。
とは言え、忘れ物が多く漢字の読み間違えも多いところはこどもっぽいと思っている。
それからちょっとした事を私にメールしてくれるのだが、誤字が多すぎて面白い。
例えばこんな感じだ。
・迎えやろしく
・昼飯食べたから返ります
・◯◯付近をうろうろしていまみ
・昼飯食べてらかえります
・トン具どこ?
すべて意味は通じるが、なぜこんなに毎回間違えるのだろう?と不思議に思う。
それからこんなメールもきた。
「◯月△日は冬期口臭が御座いますのでお早目に起こし下さいませ」
これには色々ツッコミたくて、ちゃんと返信を書いた。
「冬期は口が臭くなるんですね。しっかりと歯を磨き早く寝ましょう。また、こちらが起こすことを期待せず、そちらから私の元へお越し下さい」
***
今日も今日とて。
気分は少し晴れなくても楽しいことはあるのだと思う。
ピケ8だって美味しいし、横で息子が「上品な味っていうけどさ、下品な味ってあるのかなぁ?」とぶつぶつ言っているし、それはそれで温かな日だと思うのだ。