微妙な熱とともに過ごす生活。
本を読むならサクッと読めるものが良いかなと思い、『書店ガール4』を手に取った。
書店ガール1〜3は理子と亜紀が中心の話であったが、こちらの4は理子と亜紀に憧れる若い世代、彩加と愛奈の話だった。迷いの中で少しずつ答えを出していく「働く意味」。若さがあって良いなぁと思う。新しいことを始めるのに年齢は関係ないとは思うが、それでもやはり若いから出来ることってあるんじゃないかと感じた。
たくさんの本が出てくる話なので、読んだことがない本を読んでみたいと思った。本から本へ繋がっていくのは楽しいし、わくわくするもん。
私は書店で働いたことがないので書店員の仕事の内容をよくわかっていない。裏でどんな雑用があり、苦労があるのか。薄っすら感じても本当のところはよくわかっていない。だが、並んでいる本から感じることは多々あるのだ。
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私が、仕事帰りに寄れる場所に本屋さんが4店ある。大型書店はなく、中小規模の書店である。私は絵本が好きなので、それぞれの本屋さんの絵本売り場はけっこう細かく眺めている。A書店は福音館書店が多い、B書店は偕成社の本を広く展開していることが多い、そんなことを思いながら、棚の並びと本の乱れを確認している。絵本売り場はこども達がパラパラと開いて本を読んでいるので、本が乱れているケースが多い。乱れを直して、おそらくここだろうと思う場所に本を置く。これだけはいつもやってしまう。絵本が乱れているは絵本が可哀想だもの。そんで、本を元の位置に戻す時、小さなポップとかが差さっていると、そこを避けて積むのでPOPの出来具合とか、熱のある文章が目に飛び込んでくるのだ。この絵本、本当に好きなんだろうなと思うこともあるし、当たり障りのない文章のこともある。この絵本の隣がこれかぁ!と笑うこともある。良いよね、そういう発見。楽しい。
私は新刊絵本で欲しいなぁと思う絵本があったら、まず、出版社を調べる。それから頭の中でこの出版社の絵本が一番置いてありそうな本屋さんを弾き出す。大型書店がないから、その出版社に強い本屋さんへ行かないと置いてないことなんてザラなのだ。
考えてみたところで「いつも行く本屋さんにはない」という答えに行き着くこともある。例えばこないだ紹介した『へんなおでん』。グラフィック社の出版だったので、いつも行く本屋さんは全滅だと思った。案の定、現時点でも置かれていない。購入したのは休日に行ける大型書店だったりする。欲しい本が見つからないと、ネットに頼ることになってしまうのだが、出来るだけ地元にある本屋さんで購入したいと考えている。なぜならこれ以上本屋さんを減らしたくないのだ。
息子が自転車で行ける校区内には本屋さんがない。毎月発売日に息子に頼まれた「鉄道ジャーナル」を買って帰るのだが、息子自身で購入出来たらもっとわくわくするんじゃないかと考えてしまう。自分の手で本を手にし、お金を出して購入すること。一連の作業を含めての楽しみ方を味わってもらいたいのだ。
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そういえば、みんなが勧めてくれて、読みたいと思っている本が図書館になくて困っている。東宣出版 の本なんて全部ないし、紺野キリフキだって1冊もない。
まあ、読んでない本なんて山ほどあるから良いけどさぁ……読みたいものは読みたいよなぁ。。
(えっと、どうでも良いですけど37℃以下になりません…)