「とほん」目当てで大和郡山市までやってきましたが、せっかく来たので老舗和菓子店「本家菊屋」さんへ寄ってきました。
とほんの前の道をてくてく歩いていたら、菊屋さんが見えてきました。
10分もかからない距離です。
老舗和菓子店の本店らしく趣のある佇まい。
その昔、和菓子と一緒にお茶を振舞ったという茶釜も存在感溢れていました。
こちらで買いたい!と思っていたお菓子が2つあったのですが、運よくどちらも手に入れることができました。季節や時間によっては売り切れることもあるらしいので、手に入れただけで微笑んでしまいました。
が、のちに食してさらに顔がデレデレになろうとは、この時の私は知らなかったのです……。
購入したお菓子の1つめはこちら。
『金魚すくい』
きんぎょばちを眺めている黒猫さんの箱に入っている時点で、手に取ってしまいそうな可愛さです。
つまみをもって左右に引っ張ると……
ぱかーん!
はなびらやきんぎょの形をした綺麗なお菓子がお目見えします。テンション上がる!
このお菓子は『錦玉糖』なので、外はシャリシャリで中はぷるっとしています。
最近流行りの琥珀糖と同じなのかは詳しくないのでよくわからないのですが、材料が一緒なので似たようなものだと思います。
可愛らしい色とかたち、食感の楽しさから次から次へと手が伸びてしまいそうです。
涼やかなので、夏場は売り切れたりもするそうですよ。
きんぎょのまち、大和郡山らしさもあって良いなって思いました。
で、購入したお菓子の2つめはこちら。
『御城之口餅』
菊屋さんにきたらこれを買わねば!と思っていた「御城之口餅」。
豊臣秀吉が愛した和菓子で、箱の中には由来の書かれた紙が入っておりました。
豊臣秀吉が好んだお菓子ってどんなもんだろう?という興味もあって購入したのですが、食べてみるとこれが、まあ、美味しいこと!
あんこが入ったおもちに黄な粉がまぶされているのですが、この説明だと「そんなお菓子、どこにでもあるでしょ?」って言いたくなりますし、私もそう思っちゃいましたが、これは食べたらわかります。
おもちがやわやわで、きなことあんこのバランスが絶妙。
ただ甘いだけではなく、あんこの味も黄な粉の香りも感じられるのです。
こども達も最初は「ふつうのきなこもちでしょ?」って顔でしたが、口に入れたとたん「うまいっ!」と言っておりました。
はじめて訪れた土地で美味しいものに出会えて幸せでした。
また、いろんなところへ行っていろんなものを食べてみたいです。
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最後に。
近くにあった飛び出し注意看板が可愛かったのでのせておきます。