バンビのあくび

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ロロ『BGM』を観ました

ロロ『BGM』を観た。

「ロロは面白いよ!」と以前から友人に聞いてはいたけれど、なかなか観る機会に恵まれず、「もしやこの先も見れないのでは?」と思っていたが、まさかの三重公演に興奮し、慌ててチケットを取った。

何度も足を運んでいる三重県総合文化センター小ホールは、私が今まで見た小ホールの中で一番混んでいたように思う。前売りチケットは完売し、当日券は増席のみで、階段にも椅子が出されていた。ぎゅうぎゅうづめである。

皆の熱気も最高潮になったであろう時に舞台は始まった。

私は演劇の知識を持ち合わせていないので、細かいことはわからないのだけど、一言で言うととにかく「キラキラ」していた。

舞台は東京から仙台へ向かう車が中心で、2つの時を交錯しながら話が進んでいく。

回想シーンと現在が非常にわかりやすく割られていて、あまり舞台を観たことがない人でも迷いなく、世界へ入っていけるように感じた。

タイトル「BGM」が表すように、音と光が有効に使われており、最初から最後まで眩しいくらいにキラキラとした舞台であった。

こんなにキラキラした舞台を観たのははじめてだった。

良いとか悪いとかそういう評価はわからないのだけれど、観劇後に気分が高揚し、足取りが軽いってだけで素晴らしいのではないだろうか。

 ミュージシャン、江本祐介が「BGM」の音楽を担当しているのだが、音楽担当だけでなく、いつの間にか俳優として舞台に立っていたのも面白いなと思った。それで、その江本さんがまたいい感じの雰囲気で「君の食器が洗いたいよ~」と歌いだすのだ。笑ってしまうって。

どの曲も本当に良くて、笑ったり、グッときたり、音楽なしには語れない舞台だと思った。

 

過去を振り返る時に、その場の映像だけではなく、音やにおいがともに思い起こされ、ノスタルジック増し増しで死にそうになることがあるのだけれど、あの感覚をこの舞台で得たような気がしている。

きっと、場面展開とか光の使い方とか、舞台を知っている人からすればおおっ!すごい!っていうところは多々あるのだろうけど、私は思いだけでいいよ。

 

幸せな気分だったから。

 

 

この曲、「夜の雨に流れるうた」を聴くだけでも雰囲気が伝わるかも。

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