『世界のタイル博物館』へ行ってきましたー。
「世界のタイル博物館」は愛知県常滑市にあるINAXライブミュージアムにあります。
INAXライブミュージアムはタイル博物館の他に土・どろんこ館や窯のある広場・資料館など6つの建物で形成されています。
以前よりタイル博物館へ行ってみたいなぁと思いつつ、なかなか行けずにいたのですが「この暑さの中、タイルを眺めたらほんのちょっぴり涼しくなるかも?」と考え、やっと実現に至りました。
(ええ、ただ単に腰が重かっただけの話です)
で、ひとことだけ言うならば行ってみて良かったです。
タイルって全体的には地味だし、たまに綺麗な絵が描いてあるのがポイントで使われているぐらいのイメージだったのですが、国や歴史もわかり、何よりとても美しかったです。
今回はタイル博物館が撮影OKとのことで画像が多めです。ただ、カメラの調子がいまいちであんまり感動をお伝え出来ないかも…。
まあ、綺麗なタイルが見たかったらもう行っちゃって下さい。
ご自分の目で見て下さい!
ライブミュージアムの中にいくつか設置されていた止まれちゃん。ステンドグラスがキラキラ光っていました。
21メートルある煙突をタイル博物館から撮影。
イスラームのドーム。
やや暗いエリアにパッと現れた幾何学模様にみんなが感嘆の声をあげていました。
とっても綺麗でした。
タイルでできた暖炉。アップでみると、色んな動物が描かれています。
タイルで季節を表現していたお部屋。ぐるりと見渡すと一年になります。
これは「春」さくら。
「夏」ひまわり。
「秋」もみじ。
「冬」雪の結晶。
これが人面犬みたいで気になりました。ちょっとなんの動物かわかりませんよね…。
昔、こういう遊び、あったんですよね?
なんとなく好きなタイル。全体の雰囲気が好み。
この辺りは直接、絵を描くのではなく、タイル自体の表面を凹凸にすることで絵を浮かぶ上がらせているタイルです。美しいです。おはな。
おさかな。
絵のタッチが大胆。どどーんとした青いお花。
色はシンプルでも形や柄が様々で面白いのです。
白磁に青は映えますよね。
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これ、ピンボケで申し訳ないんですけど、外にあったツバメのトイレなんです。
ツバメの巣の真下に置いてありましたー。おしゃれトイレ。
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こちらはタイル博物館の隣にある『窯のある広場・資料館』の内部です。
ここは登録有形文化財のようです。
一歩足を踏み入れた時になんとも言えない心地よいにおいが漂ってきました。
娘も「わぁ、なんだかいいにおい」と言ってましたよ。
製造した上下水道の土管の運搬をした伊奈式運搬車。伊奈式運搬車により作業がかなり軽減されたらしいです。
さてさて。窯のある資料館の二階は昔の厠がいくつもいくつも並んでいました。
こんな立派なトイレじゃ出るものも出ないわよ!とつっこみながら眺めちゃいました。
花を生けたくなりますね。
朝顔はやっぱり夏限定仕様なのでしょうか。
我慢して我慢してやっとトイレにたどり着き、安堵とともに止まらなくなったおしっこをすべて飲み込んでくれる波を表現しているのではないかと推測。
いわゆる和式トイレなんですけど、この時代はきっとぼっとんですよね。
なんか便器だけすごくても…見えちゃってるんでしょ?うむ…。
これも波にざぶざぶ飲まれろ!系。
トイレはもっと面白いのもあったのでぜひ行って見てほしいですー。
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『土・どろんこ館』で「大地の赤 ベンガラ異空間」という企画展示をしていました。
赤って美しいですね。
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外にあった三角コーンがドット模様で可愛らしいかったです。
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せっかく来たのだから…ってなわけで、いくつかおみやげを購入。
三角コーンと同じような柄の招き猫その名も「マネキドットネコ」
福がどっと来るんですって!
張り子でとっても軽いです。どこでも持ち運べます。
団扇と手ぬぐい。
この柄の原案は「クレイペグの装飾壁」です。
世界最古のシュメール文明の人々が、神に捧げる神殿を装飾するために考案したのが「クレイペグ」
どちらもこのミュージアムの限定品です。
団扇は布張り(裏は紙張り)、竹の骨組みなので、小ぶりながら心地よい風を運んでくれます。
手ぬぐいは「かまわぬ」製です。
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今回は参加しませんでしたが、こちらのミュージアムではモザイクタイルをデコったり、光るどろだんご作りなんかのワークショップもやっております。レストランも併設されているので、長い時間遊べるのではないかと思います。
そもそも常滑は焼き物のまちなので、こちらのミュージアムに限らず、近場を歩いてみると良いと思います。やきもの散歩道というコースもあるんですよ。
今回は暑くて歩きませんでしたけど、もう少し涼しくなったら私も歩いてみたいと思いました。
みなさんもぜひ、綺麗なタイルと焼き物とトイレに触れてみて下さいね☆
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余談。
エレベーター好きの息子が撮る「今回のエレベーター」コーナー!
タイル博物館のエレベーターは日立製でした!
エレベーター内のボタンは新しいのに、外側のボタンが古かったので、おそらくケチ更新をしている!という結果でした。
「今回のエレベーター」は息子の気が向いた時に不定期でお送りする予定です。
次があれば良いですね!