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バンビのあくび

適度にテキトーに生きたいと思っている平民のブログです。

古さと新しさの融合 ~私は「今」を生きているので。

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公園へ向かうとすでに草を抜いている人の姿があった。

ちょうど一ヶ月ほど前も公園の草取りをしたはずなのに、草は一ヶ月で驚くほど伸びていた。軽く挨拶を交わし、いつものように草が生い茂っている場所へ移動した。草取りをする時はいつも草がとりわけて多いところを選ぶようにしている。面倒だからと避けていたら一向に終わりが見えないからだ。

毎年、地蔵盆が行われる前には必ずPTAが公園の草取りをする。地蔵盆は石地蔵にお飾りをしてお参りをする行事だ。残念ながら私は一度も参加したことがない。なぜなら毎年この地域ではお盆の時期に行われるため、私は帰省して不在なのである。PTAからも毎年数名、係を決めて地蔵盆を支えている。昔はこどもも多く、縁日のようなことをしていたようなのだが、ここのような田舎ではどんどん子供が減り、縁日はやらなくなったそうだ。だが、昨年からPTAの有志が、少しでも昔のような雰囲気を作ろうじゃないくじ引きやかき氷などのいくつかの屋台を出した。今年も行う予定らしい。

私が住む地域は息子が小学校へ入学したころは本当にこどもが少なかった。小学校の地区別役員も世帯数が少ないために何名か免除してもらっていたほどだった。それが、最近は新しい住宅がいくつも建ち、一気にこどもが増えた。理由は簡単で田畑が売られ、そこに家が建ったからである。新しく来られた方々が、昔の行事も残るこの地域のPTAに馴染むことは容易ではないと思っていた。だが、馴染めない人は確かにいるが、昔の行事を楽しみながら手伝ってくれる人がいることがだんだん関わっていくうちにわかってきた。

郷に入っては郷に従え。

すべての事柄に従わなくても良いけれど、残していきたいものもあるのだ。

 

今日、PTAのタカさんが獅子舞の話をしてくれた。

私が住む地域にひっそりとはしているがわり有名な神社があり、そこに獅子舞が保管されていると言うのだ。今までそんな話を聞いたことがなく驚いた。タカさんがこどもの頃はこどもも手伝って獅子を舞わせていたらしい。行事の日やこどもが生まれた家の庭で2時間ぐらい舞って本当に大変だったと話しながらも「でも楽しくやってましたよね」と視線を落としながらぽつりともらすタカさんが印象的だった。

獅子舞は民俗文化財に指定されているのだが、ずっとこどもが少なく、いつの日からか途絶えていたらしい。だが、ここ数年で地域にこどもが増えたこともあって保存会の方々がここらで復活できないだろうかとタカさんにお願いしてきたようだ。おそらく20年ぐらい途絶えていて、当時のことを知っている人もどれほど教えられるかわからないが、一からやってみないかと保存会の方々は仰られたようだ。とりあえず後日、昔の映像を見て雰囲気を知る会が行われる予定だ。

ここに住んでいると時々古さと新しさの融合について考えることがある。

昔のしきたりをすべて行うことはないが、効率だけを重視するのもまた違うのはないかと思ったりする。

 

いつでも常に「今」が大事だと思う。

あの日を懐かしく思い、あの日の優しさや温かさを思い出すのが好きだけど、私は「今」を生きている。

今の私ができること、目をそらしてはいけないことを考えながら、楽しみを見つけていきたい。

笑っている時間が少しでも長ければ良いなと思う。

あなたもわたしも。

 

 

***

 写真は最近読んだ本。

「kalas」は地方誌なのだが本当に良いので読んでほしい。

http://www.kalasbook.com/index.html

 

8月のソーダ水」は青い、涼しい、柔らかい。

ゆっくりとした空気が流れていて素敵。

 

8月のソーダ水

8月のソーダ水