バンビのあくび

適度にテキトーに生きたいと思っている平民のブログです。

20200801

夏が本気を出してきていよいよメンタル、体調面を気にしていかないと倒れそうな皆さん、いかがお過ごしですか?

 

私はぼちぼち生きてます。

 

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変化に弱い人間である。

仕事が変わったり、引っ越しをするなど、変化を受け入れなければいけない場面があると、期待よりも不安が大きくガタガタ震えるような人間である。たいてい、体調も崩す。

昨年、ある方に一箱古本市の出店を頼まれ、引き受けたけれど、新しい場所が苦手なため、「知人に一緒に出店しようよー」と忙しそうであったのにも関わらず誘い、仲間になってもらい、それでもドキドキがおさまらず前の晩眠れなかったくらいには小心者である。(当日はもちろん何も食べられなかった)

その私がこの1年半くらいは変化を5つくらい受け入れなければならず、どうにも大変だった。今、笑いながらこの文章を書けるメンタルまで持ってきた自分をさすがにほめてあげたい。

主に家庭面でメンタルを削ることが多いのはここにも書いているし、グチってもいるのでご存知の方も多いと思うが、仕事面もそれなりに色々あったりする。

私は今の職場に10年以上いるのだが、一緒に事務仕事をする方がほぼ100%パート勤めのため、家のことで転機があったりすると、退職されることがある。もう何人の人にさよならと言っただろう。その度に、新しい人が入り、引き継ぎが行われるのだが、元々いた方とこれから仕事を覚えようとする方が同じ量の仕事をこなすことは難しいため、私がいくつかの仕事を引き受けていた。それが何度も繰り返されたとき、気がついたら私の仕事量が膨大になっていたのである。アホや!

もちろん「新人さんが慣れてきたら、この引き受けた仕事をやってもらおうー♪」と思い、一時的なつもりで引き受けるのだが、その方のキャパなどを考えてたりしているうちにその方が辞めることになり……みたいなことを繰り返してしまった。

そこで、最近やっと仕事の見直しを会社側がしてくれることになった。いつもは変化を嫌うのだが、さすがに抱えきれなかったこともあり、今は変化してくれることがありがたく、とても気持ちがラクになってきた。今なら何とかこなすだけになっていた仕事も、もう少しゆとりを持って改善点を探っていけそうである。

「少しずつ良くなっていくと思うよ」

そう言ってくれた人がいた。1年前は当事者じゃないのになんて無責任なことを言うのだろうと思ったけれど、結果的に色んな側面においてあの時より悪くはなってはいない。むしろ、その言葉どおり、少しずつ良くなっているような気がしている。

8月になり、また少し良くなるような気はしている。これは予感であり、直感だ。

 

まだ、心にぽっかりと穴があいたまま、埋まらない場所がある。そこはムリに埋めようとせず、そのまま向こう側が覗けるくらいの穴を開けたままでいようと思う。きっとこれから先歩いている中で、穴を埋めるパーツをひょっこり見つけ出せそうな気がしているのだ。

 

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よく行く本屋さんが年々進化していて、私が好みそうな本を置いてくれるようになった。欲しい本が近場で手にとって購入できることがとても嬉しい。これからも通い続けると思う。

 

 

 


https://youtu.be/31S6_XYUT0Y

 

20200726

氷が好きだ。

おそらく貧血だからだと思うのだが、氷をガリガリかじるのが好きでやめることが出来ない。冷蔵庫で自動製氷された氷の量が少なくなってくると不安になり、100円ショップで買ってきた製氷皿にも氷を作り出すほど私にとって氷はなくてはならないものだ。

氷をガリガリかじる中で、何の液体に氷を入れるかで氷の姿が異なることに気がついた。私がいちばん好きなのは、カフェオレに入れた氷である。細かいことは調べないのでわからないが、カフェオレに入れてしばらく時間が経過した氷は角が取れてまあるくなり、口に入れると舌の上をころんころん転がる。表面が滑らかでとても口当たりが良いので、私は「やさしいこおり」と呼んでいる。

お茶や炭酸水に入れた氷も好きだ。こちらは氷の密度をゆるやかにするようで、かじるとシャリシャリした食感がたまらない。ぎゅっと詰まったあの固い氷のあいだに液体が入り込んでシャリシャリにするのだろうか。シャリシャリの氷は夏にぴったりなので「さわやかなこおり」と呼んでいる。

氷好きの私はどちらの氷が食べたいかで飲み物を決めることがある。暑い今日は「さわやかなこおり」が食べたいから炭酸水にしようだとか、心がとげとげするから「やさしいこおり」になるカフェオレにしようとか、そんな具合だ。

氷をかじると、ガリガリとした音が頭まで響いてくる。何も考えたくないときは無心で氷をかじる。

ガリガリガリガリ

寿司屋の生姜じゃあるまいし……なんて思った時点で無心ではないことは明確である。きっと、無心ではなくて考えることを一時的に拒否したいがために氷をかじっているのかもしれない。

 

***

以前は一冊の本を読み終えてから次の本をよんでいたが、最近は小説とエッセイを平行して読むことが多くなった。小説をある程度読んで、疲れてきたらエッセイを読むみたいな感じなので、エッセイは1日にひとつかふたつのエピソードしか読まないことが多く、読み終えるのには日数がかかる。けれど、毎日楽しみがあるとも言える。そんなふうに読んでいた『うたうおばけ』をようやく読み終えた。毎日楽しかった。


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今日は平凡過ぎて何も面白いことがなかったと話す人がいたとする。そんなとき、きっとその人は今日がつまらないと決めつけていたり、疲れていて見えなかっただけなのではないかと私は思っている。同じ日がまたやってくることはなく、同じようでも小さな出来事は少しずつ異なるはずである。私もメンタルを保つことは得意な方ではないので、何も見えなくなることもあるけれど、「うたうおばけ」はそういった日々を見続けて書かれているような気がした。確かに著者、くどうれいんさんは変わった人や愉快な人に出会うことが多いような気はするけれど、私の周りにも同じくらい愉快な人は存在するので、それをいかに言葉にできるかなのではないかと思えた。

読んでいて楽しくなる本だった。

人と関わりたくなる本だった。

本の中に私の居場所があるような気がした。

 

うたうおばけ

うたうおばけ

 

 

20200724

4連休。

朝はゆっくりしていようとかしらと毛布にくるまれ、にやにやしていたら、いつもの起床時間にスマホのバイブが鳴り出した。

政府が作り出した連休にスマホが対応しきれていなかったらしい。ぎゃふん。

スマホのバイブ、というか、それ以前のガラケーのバイブ機能で起床するようになって17年になる。それは息子の年齢と一緒だ。子育てあるあるだと思うが、息子が赤子であったとき、ちょっとした音でもすぐに起きる子だったため、音が鳴る目覚ましは使えなかったのだ。枕の下に携帯を起き、「ブッ、ブッ」という振動を枕を通して感じ、それでなんとか起床していた。

今は息子と別の部屋で寝ているし、音に敏感なわけでもないのだが、すでに習慣化していることを変えるのは難しいなぁと思いながら、今日もバイブを止めたのだった。

 

約半年、足を運ばずにいた「音楽の会」と「本の会」へ先日、参加してきた。

足を運ばなかったのは、自粛期間であったこともあるけれど、それとは別に私の気持ちが追いつかなかったためだ。

逃げずにやらなければいけないことに向き合うため、自分を追い込んだのかもしれない。

結果的にはかなり心がブロークンブロークンしたのでおすすめはしない。皆は頼れるところには我慢せず、へらへら頼りに行かれるのが吉だと思う。

とはいえ、私には向き合わなければいけないことが複数存在したので、致し方なかったとも思う。

未来が明るいか暗いかがハッキリしていることであれば対処を考えるが、靄のかかった中をずっと歩き続けることは、とてもしんどい。動きたいのに動き出せない事柄は精神を確実に削るので、早急に逃げるかやっちまうか考えた結果、えこ脳内会議で「やっちまいましょう!」との決断が下されたのでやっちまう方法を選んだまでだ。

現在は「もう少し緩やかにしていきましょう。そうでないと、えこさん、崩壊するっしょ!」と、白熱したえこ脳内会議で決定されたので、半年の封印を解き、それぞれの会に足を運んだのである。


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久しぶりの音楽の会はさまざまなジャンルの音楽が愉快な仲間たちによって紹介されていき、幅のある内容であったように思う。私はbaobab+harukanakamuraharukaの「light of dance」と「カナタ」を紹介した。これらの曲が収録されているアルバムがとても良い。古楽器を使った音楽と緩やかな時間の流れが疲れきった私をリラックスさせてくれた。MVの映像を川内倫子さんが撮られているので、映像つきで音楽を聴くとさらに良い。音楽の会で紹介してすぐその場でダウンロードしてくれた方がいたので、嬉しかった。にこにこずっと笑って話す女性の方で、私もこれくらいハッピーな気持ちでにこにこしていたいと思った。


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本の会は蚊に刺されまくってその場に生えていたカタバミの汁を擦り付けるか否かを迷うところからスタートした。人数少なめであったが、知っている顔ばかりだったので久しぶりに参加した私にはちょうど良かった。ここでは「おやときどきこども」と「魚と出会う図鑑」を紹介した。「魚と出会う図鑑」は著者、長嶋さんのサイン入りのため、それを見せに行ったと言っても過言ではない。ランダムに描かれたらしい魚の絵。素敵すぎて鼻血が出そう。大事にする。

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「おやときどきこども」は著者が営む学習塾での話を中心とした内容なのだが、先生と生徒、親と子、のような括りだけではなく人間関係を考えるうえで、ハッとさせられることが多かった。

例えば、子どもの意思を尊重していると自分では思っていたのに、それがかえって子どもの負担になっている可能性はないか。子どもに発している言葉が、実は親の安心感を得るためだけなのではないかなどと見直すきっかけになった。

最終的には個を認め、解放していくという私が従来より思っていたことをそのまま迷わず継続していこうと決められた。

子育てというか、子どもとの関わりはいつも手探りで考えることを止めるなんてあり得ないのだ。

人との関わりも同じだと思う。自分を守るために関わりを絶たなければいけないこともあるし、苦しいことがあっても繋がっていたいこともある。その時々で自己と対話し、自分はどうしたいのかを問うことを延々と繰り返す。それは時に逃げ出したくもなるけれど、考えた末にたどり着いた答えは自分が納得のいくもののことが多い。

 

何年も自己対話を密にこなしてきたと自負しているので、ここからは他者との対話を密にしていきたい所存である。

 

みなさん、仲良くしてな!

 

カナタ

カナタ

 

 

おやときどきこども

おやときどきこども

  • 作者:鳥羽和久
  • 発売日: 2020/06/20
  • メディア: 単行本
 

 

THE FISH 魚と出会う図鑑

THE FISH 魚と出会う図鑑

  • 作者:長嶋祐成
  • 発売日: 2020/06/10
  • メディア: 単行本
 

 


https://youtu.be/UCqQWuNoeQ8