バンビのあくび

適度にテキトーに生きたいと思っている平民のブログです。

ミドリノヒ。

5月4日。

今回のゴールデンウィークは遠出をせず。

今年度は娘が受験生でお盆も年末年始も帰省しない予定なので、ゴールデンウィークぐらい帰省しても良かったかなとゴールデンウィーク終盤になって思う。

でも、動きが少なかっただけゆっくりできたのだから、まあ、良いか。

 

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三重県いなべ市にある『kiwi』へ行った。存在は知っていたけれど、行くことがないまま時が過ぎていた。

今回はどいかやさんの原画展をやっているとの情報を得たので行ってみた。

結論。もっと早く行ってれば良かった。めちゃくちゃかわいいお店。

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外観もかわいいのだが、中も負けずにかわいい。

雑貨が半分、本が半分くらいの割合。その雑貨類のラインナップがなかなか惹き付けるものがあった。

おしゃれ雑貨の横におはじきがバラ売りで置いてあり、自然素材のお菓子などもあった。小さな冷蔵庫にはジュースなどがあり、ああ、こういうのいいよねーと思ってたら、二段目にたけのこの水煮があり、その横にどこぞの高校が作ったベーコンがあったり。

そういえば、お店の外には少しだけど野菜も置いてた。棚の端にはバッグ、それから原画展なので、どいかやさんのグッズもあった。

原画を順番に観ていき、途中から2階へ移動。2階と言っても屋根裏のような感じで階段は狭く急勾配。階段を上がるときすら、頭を下げないと当たるかも。

2階のスペースはまっすぐ立つことが出来ないくらいの高さのため、中腰で原画を観た。低い本棚が置いてあり、絵本が読めるようになっている様子。貸し切りなんかもできるお店のようなのでそこで、何かしら企画(お話会とか)できそう。2階は狭いけどここで寝ていたいと思った。

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原画はもちろん可愛らしかった。どいかやさんの柔らかいイラストは眺めてるだけでも心がほぐされていく。

決済も完璧だったので、同行した息子ともども「良いお店!」と大満足だった。


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すぐ近くに神社があり、カッコウの鳴き声が響いていた。


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いなべ市に来たので、メゾンヒガシマチにも寄ってきた。


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入って通路を進むと、左手に幻珈琲、右手にGRNNE308があった。GRNNE308は写真集を中心とした古本屋さん(一部新刊あり)で、これらの写真集を収集していた方が亡くなったあと、残った写真集を引き継いだようだ。この日は、キャンドルのワークショップを行っていて、和気藹々とした雰囲気を私も味わった。


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こちらでは、GRNNE308でどうぶつかいぎ展の図録、幻珈琲で豆を購入。

幻珈琲は試飲もできる。

 

メゾンヒガシマチは駐車場がわかりづらいので事前に調べておくのがおすすめ。

近くの旧小学校だった場所の校庭が駐車場。


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こちらの建物内に入れる日もあるみたい。この日は開館日ではなかったのが残念。


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二宮金次郎像も健在。

どこか懐かしさのある風景にセピア色の風が吹いたような気がした。

 

いなべ市は岩田商店もあるし、まだまだ楽しめるところがあり、目が離せない。

メゾンヒガシマチの近くにJAの農産物直売所(いなべっこだったかな?)があり、こちらの品揃えも良く、活気に溢れていた。

 

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夜。ふらりとニネンノハコへ。みどりの日にちなんでミドリノヒというイベントを行っていたため、ミドリのものを持って行った。

ニネンノハコへ行ったのは2ヶ月ぶり。

人と話したいと思うものの、人が多すぎるとなかなか疲れてしまい、はじっこに置いてあった脚立に座り、本を読んでいた。会話に参加しなくても人の話し声が聞こえるところに身をおきたいときもある。

そのあと、いつもの私の調子になってしまい、さんざん茶々を入れまくって皆さんの会話を乱してきた。関西人でもないのにツッコまずにいられない性格はどうにかならないものだろうか。

解散後、大門の街を歩いた。

私は特別、大門に思い入れがあるわけではないけれど、切なく、張り裂けそうな思いで歩いたときの記憶が甦ってしまい、何とも言えない気持ちになる。

それでも歩いてみようと思うのは、喧騒と人とを眺め、変わり続ける街を見ることで、時間の経過を感じたいからなのかもしれない。それと同じくらい私も変わっていると思いたいのだ。

 

時薬の効果を私はまだ感じていない。ずっと治っていないと思うし、進めない自分がイヤになる。

それぐらい傷が深いのだろうし、それくらい思いがあったのだろうと推測する。

さまざまな思いを巡らせて歩いていたら、黒猫に出会った。

黒猫は私をみて静止した。

しばらく経つと黒猫はしっぽをこちらに向け、華麗なジャンプを見せたのち、闇の中へ消えていった。

 

 


advantage Lucy - Splash - YouTube

木漏れ日

娘が友達と名古屋へ出かけたため、息子を行きたい場所へ連れていった。

幼い頃から息子の行きたい場所は娯楽施設ではない。昔はエレベーターのあるところであり、今は決済端末のあるところである。

今回は伊勢のLaLaパークスタート。そこからひたすらスーパーなどを巡っていく。こういったことに私も慣れてきたので、行く場所それぞれで1つは買い物をする。地域の品揃えを見て楽しみ、スーパーの努力を感じる。

「道の駅飯高」へも行ったのだが、混んでるわりに私は特に楽しめず(公園で遊べるので、小さい子どもがいる方が楽しめるかも)、息子も同じ感想だった。そこで、道の駅飯高の近くにあるスーパーへ行ってみた。見た目は古びたスーパーで気づかずに通りすぎてしまいそうなのだが、足を踏み入れてみると、コンパクトな店内に必要なものがきっちりと揃っており、とても好印象だった。

細やか。

その言葉が似合うかも知れない。通常、スーパーで良くみるラインナップの横にちょっとだけこだわった品物が置いてあったりする。とても気持ちが良く、見たことがない春雨やら、地元のおからやらを買ってきた。

店の外観もう少し良ければ……と思うものの、地域のひとを第一に考えれば外観より中身なのだと思えた。接客も良く、よいお店だと思う。


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近くにある道の駅茶倉にも寄った。

こちらは展望台があるので、階段を頑張って登った。運動不足すぎて太ももがぷるぷるした。もっと動かなければ。


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青々とした葉はどこまで伸びて行くのだろう。

木々の生命力を感じるだけで涙が出そうだった。笑っていても、とても心が痛んでいるのだと感じた。

大きく息を吸って吐く。

動作のひとつひとつに集中する。

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自分が自分でないような気がする。

本来の私はどんなだったか、わからなくなっている。

わからなくなっている今の私が本来の私なのかも知れない。

 


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購入した食材で何品か料理を作った。

私は凝った料理が作れない。

作れないと言うか、あまり作ろうと思えないが正しいかも。

きっと「味が想像できるもの」が好きなのだと思う。視覚で楽しみ、舌で味わう。

 

わからないのがこわい。

なにもかも。

 

 


「アイル」haruka nakamura × 岩倉しおり MV - YouTube

空間

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先日、部屋の片付けをした。

息子が4月から専門学校へ進学したこともあり「いらなくなった教科書や服を確認して捨てましょう」デーを設けたのだ。そもそも、息子には3月末までに部屋を片付けるようにお願いしていたのだけれど、1人ではどうにもやる気がでないようだったので、あらためて皆が片付ける日としたのだった。

私はこれ以上成長しないけれど、子ども達は着られなくなった服や靴を持っていたので、片っ端から処分。それと、要らないプリント類の整理などをした。私は着なくなった服を処分し、本の整理。

洗濯機もフル稼動し、なんとか少し部屋が片付いた。処分するものはゴミ袋5袋くらいになったけれど、一体今まで何処に収納されていたのか不思議に思った。

モノを持たない生活を送る人もいるという。私も一時期は良いなぁと思ったけれど、私の場合は部屋に好きなものがあって、はじめて居心地の良い空間になるのだとわかった。

部屋に花や絵をを飾りたいし、本の背表紙を眺めていたい。ぬいぐるみだってたくさんは要らないけれど、ちょっとあると気持ちがほぐれていく。

 

数年前に娘が欲しがって買ったサルのぬいぐるみがあるのだが、最近、私はそのぬいぐるみと一緒に寝ている。

なんとなく抱きしめて眠ったらよく眠れた日があったのだ。それからはサルのぬいぐるみが私とともにあり、苦しくなると抱きしめて撫でる。動物は飼えないけれど、こんな心の解し方があっても良いと思うし、子どもの頃は枕のまわりにぬいぐるみを10個くらい置いて寝ていたのを思い出した。

毎日、ぬいぐるみの配置をかえて眠った。イヤなことがあった日はうさちゃんが隣。楽しいことがあった日はブタさんが隣。そうやって私はたくさんの私のともだちと会話をしてきたのだった。母は毎年、違う動物のぬいぐるみを買ってくれた。

くま、うさぎ、ねずみ、ぶた、ラッコ、いぬ、かめ……さて、次は何のぬいぐるみがいい?

 

 

ゴミを出しに外へ出たら、引っ越し業者のトラックが止まっていた。

こないだ見たトラックはアリだったけれど、今回はパンダだった。

さて、次はなに?

 

 


The Linda Lindas - "Talking To Myself" - YouTube

リンダリンダズ、かわいい少女たち。

ドラムが11歳って!