昼下がりの土曜日。
1人で乗った山手線の車内はそれほど混んではいなかったが、マスク着用率の高さに驚かされた。インフルが流行しているし、予防なのはわかっているが田舎よりも物理的に他人との距離が近いのだろうと思わざるを得なかった。
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さて。
池袋で下車し、裏のクネクネ道を通って『ポポタム』へ行ってきましたー。
前に訪れた時は目白駅から行ったのですが、目白からの方が良いですね。わかりやすい。池袋から歩いたらどこかで1本道を間違えたわ。。クネクネ道が楽しかったから景色に流されたってのもあるかも知れません。
現在、ポポタムは時間短縮営業中。私は開店より20分ぐらい早く着いたため、近くの公園のベンチに座って本を読んでいました。とても静かな公園で子どもの声が響いていました。
さあ、開店の時間。本をしまい荷物を担いでお店へ向かいました。
中へ入ると他に誰もおらず貸切状態。
楽しくなっちゃってあまり広くない店内を何周も棚を見ながらぐるぐるしていました。
大きな荷物を抱えていたため「こちらに置いて良いですよ」と木箱を引っ張りだしながらお店方がおっしゃって下さってので泣けてきました。本当にありがとうございます。
いつものように購入したモノをちょいとばかり書いておきます。
チェコのパラパラマンガ
モグラのお話。以前、娘がパラパラマンガに興味を持っていたので買って行ったら喜ぶかなと思ったので。娘に見せたら面白かったようでずっとパラパラしていました。
みやこしあきこさんのポストカード
絵本作家、みやこしあきこさんのポストカードです。
みやこしさんの絵はモノクロの素朴な絵の中で際立つ「赤」が素敵。
右下にあるポストカードの「もりのおくのおちゃかいへ」という絵本も素敵なのですが、私は右上と左下のポストカードの「ピアノはっぴょうかい」が好きなんです。
ピアノのはっぴょうかいで緊張していたももちゃんの前に現れたこねずみに連れられ、ねずみたちの発表会へ行くことになったおはなし。
ももちゃんの赤いワンピースが際立っています。実際に使われている色以上に彩りを感じる雰囲気がとても好きです。
IO SONO PiPi IL PiPisTRELLO
Ayumi Makitaさんの絵本「ぼくは こうもりの ぴぴ」(ポストカード付でした)
文章がすべてイタリア語のよう(イタリア語がわからないので定かではないw)ですが、最後の方に日本語文がついているので内容がわかります。
イラストがとっても可愛らしい。
このちょうちょが出てくるページの水色が良いのです。みやこしさんの絵本はモノクロに「赤」と先ほど書きましたが、こちらの絵本はモノクロに「水色」が美しく映えます。
見比べると楽しいなと思いました。
歩きながら考える step7
リトルプレス「歩きながら考える」
これが面白くて新幹線の中でずっと読んでました。
気になるあの人の「準備」も良かったのですが、「国会図書館探訪記」が興味深かったです。
「光庭」ネーミングそのままの光の庭なんでしょうね。「方向を見失いやすい書庫内の目印」なんて砂漠のオアシス的感覚ではなかろうかと思ってしまいました。
「図書館資料整備課」
本館書庫棟のエレベーターが載っていたので息子に「これ、なんのエレベーターかわかる?」と質問したところ「三菱のエレペットアドバンスVだね」と簡単な質問してくんなよ、お母さん!みたいな顔で言われました。本当かどうかはわかりませんが、たぶん当たってるんでしょうね(笑)
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レジで会計をしている時にポツポツと少しだけ会話をしました。
これから新幹線で家に帰るんです、と。
帰宅後、ポポタムさんのこちらのツイートを拝見しました。
今日は街角で二回も「ちっ」て舌打ちされ、電車で焦る乗客にグイグイ突かれ、まあ、都会の夕刻はそんなものかな〜と流せるのも、年明けて展示もなく時短営業なのに遠方でもご来ポポしてお買い上げくださるお客さんがいるからだよなあと。捨てる神あれば拾う神あり、で10年サバイバルした気がします。
— ポポタム (@popotame_shop) 2015, 1月 10
それが私のことなのかはわかりませんが、そうだったら嬉しいなぁと思うのです。
またお伺いさせて頂きます。
歩きながら考える。
目白までの道のりを歩きながら考える。明日は何処へ向かおうか。
明日は待ち遠しいけれど、ちょっぴり来てほしくない時もある。
それでも時間は過ぎて行くのだから、時間を追いかけながらまた考えよう。