絵本『へんなおでん』を読みました。
タイトルそのまま、なんだか変なおでんがたくさん並んでいて面白かったので、ちょいと紹介させて下さい☆
『へんなおでん』

表紙はごくごく普通のおでん。
美味しそうなおでん。
チビ太が持っているようなおでん。
チビ太のおでんは「こんにゃく、がんもどき、なると」なので
ちょいと違うけど形は似てる。

最初のページは表紙のおでん。
「こんにゃくは ぐにん」
「だいこんが ほろろろ」
「ちくわで すぽぽーん」
モノの名前と擬音が楽しい。
このちくわをのぞけばあなたも輝く世界が見えるかも!

次のページはこちらのおでん。まだまだオーソドックス。
「あつあげが ぼよん」
「たまごが ぷににに」
「こぶまきで ぬるるーん」
声に出して読むと面白さが増します!

何ページかめくったところのおでん。
「ぼうしは すぽっ」
「めがねが きょろろ」
「ひげで びよよーん」
これはもはやおでんではない。串は刺してあるけど食べられない。
でもおでん。これが『へんなおでん』
この後も様々な物が串にさされ、楽しい擬音とともに描かれているのです。
***
さてさて。
紹介したページを見てくれればわかると思いますが、この絵本、上・中・下でそれぞれぺらぺらめくれるような形になっています。
左側のページは言葉、右側のページは絵。そして左側のページが上・中・下全て同じ色だと関連した3つのモノが並びます。
まずは左側のページの色を揃えて読んでみました。普通のおでんからあれ?なにこれ?なおでんまであり、アハアハしながら読み終えました。
さあ、一通り読み終わったら、次はもちろん、シャッフルして楽しみましょう!!

「ぼうしは すぽっ」
「ほういじしゃくが ぐるぐる」
「えびふらいで ぶりりーん」

「かぶとは やーやー」
「ゆびわが きらきら」
「えんぴつで しゃきーん」
なんやねん?意味わからんけど楽しいねん。
物の名前を憶え、擬音も身につけ、更には組み合わせ次第で自分好みにカスタマイズ出来るのですから、子どもが喜ぶこと間違いなしです!
いやぁ、楽しかったです☆
私もまだ出会っていない組み合わせがあるはずなので、もう少しぺらぺらめくりながら遊ぶつもりです♪
『へんなおでん』の作者である「はらぺこめがね」は原田しんやさんと轟ロックさんによる夫婦イラストユニットです。
こちらを拝見しましたが、食べ物と人を組み合わせたイラストもあって素敵でした。
もっと色んな作品を見てみたいです〜。
***
♢言葉遊びは楽しい
それにしても子どもって「ことば遊び」が好きですよね。
あ、間違えました、子どもに限らず好きな人は好きですよね。
娘は「へんなおでん」を楽しく読んでいるのですが、他にも気に入っている「言葉遊び」の絵本があるのです。
そんな娘が好きな言葉遊び絵本はこちら。
『あっちゃんあがつく』
「あいうえお」も覚えられ、たくさん出てくる食べ物がとにかく美味しそう。

言葉も短くリズミカルなので子どもはすぐに覚えてしまいます。かるたみたいな感じですよね。
(というか、『あっちゃんあがつく』のかるたも家にあります〜)

さいとうしのぶさんの絵本は言葉がするすると入ってくるのでどれもおすすめですよ☆
それから、家の本棚にあるこちらも好きです。
『1ちゃんいちにち』
かぞえうたの絵本です。

ポポポン!と良いリズムで読んでいくと娘がぐいぐい前に来ます!
文章を読むとなかなかのへんてこ具合。
それが良いのよ、うん☆
次はこちら。
『ピッキーとポッキーのはいくえほん』

ピッキーとポッキーのはいくえほん おしょうがつのまき (日本傑作絵本シリーズ)
- 作者: あらしやまこうざぶろう,あんざいみずまる
- 出版社/メーカー: 福音館書店
- 発売日: 2013/11/06
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログを見る
ピッキーとポッキーシリーズに俳句絵本があるんです。
本屋さんで娘が「欲しい!」と言ったので購入しました。
「はいく」を知らない娘が「ピッキーとポッキーだから」という理由だけで手にしたのですが、読み終えると、俳句を詠んでました。

やぎせんせいが気持ちや景色を「いつつ ななつ いつつ」言葉で作るんだよ、と教えてくれます。
公園でみんなで俳句を詠むんですけど、堅苦しくない子供ながらの、のびのびした表現が味わい深いです。
安西水丸さんの脱力するような絵も素敵です。
いかがでしたでしょうか?こんな感じに私と子ども達は言葉遊びを楽しんでいますー。
春休みももう少しありますので、みんなで言葉遊びをしませんか?
きっときっと楽しいと思いますよ〜♪
(「短歌の目」も楽しいんだから〜♪)