昨日は息子の入学式でした。
中学校の入学式ともなると、小学校よりさらに淡々と進んで行きます。
校長先生はやたらと「自立」を連呼していました。そんで20分ぐらい喋ってました。ちょいと話が長いからまとめた方が良いと思いました。
中学校の校舎はまだ築5年程度で新しいため、中が素敵な造りとなっておりました。教室の天井がフラットではなく、かまぼこをひっくり返したような形をしていました。真ん中が下がっているのです。あれは採光を考えてのデザインなのかしら?私が知っている四角い校舎とはえらい違いです。
体育館と教室の間にはよくある渡り廊下はなく、全部が1つの大きな建物になっていました。なんだかすげぇのです。
色々面白そうなので、授業参観へ行った時にでもちょっくら探検してみようと思っていますー。
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先日、こちらのお話を書きました。
息子の卒業式を終えて、気持ちだけがバタバタと忙しかったせいか、書き始めるまでになんだか時間がかかってしまいました。「桜の季節」のお題で何を書こうかしばらく考えたのですが、ちょうど卒業式を終えたばかりでしたので「この感情をカタチにしよう」と思いました。
「普通、こんな子いないんじゃない?」と思うぐらい綺麗に書きすぎているかなとも思いましたけど、それ以上に「春の陽だまりのようなあたたかさ」を出したかったのが本音です。
この中で実体験としてあるのはちょうちょの話です。颯太がちょうちょに見とれて平均台から落ちたと書いたのですが、私もちょうちょに見とれてやっちまったことがあるのです。
あれは小学生の頃。ぽかぽかと暖かい日に自転車を漕いでいたら、2匹の白いちょうちょがひらひらと肩を並べて飛んでいました。「わぁ、2匹並んでる!キレイだなぁ」なんてにやにやしながら眺めていたら、駐車場の青いフェンスにガツンと突っ込みました。ただの阿呆です。
私は転んだところで我に返り、周りを見渡しました。すると通りすがりのおばちゃんが「この子、大丈夫かしら?」ってな顔で私を横目に眺めてふふ〜んと通り過ぎて行ったのです。めちゃくちゃ恥ずかしかったです。変形した自転車のカゴを手で直そうとしましたが、直り切らず歪んでいたので帰宅後、父に直してもらいました。
「なんでカゴがこんなになるぐらいの勢いですっ転んだの?」と母に聞かれ「ちょうちょが綺麗すぎたから」と答えた私。「へぇ〜良いわね。でも気をつけなさいよ」で留まる母は優しかったよなぁ、なんて今になって思ったりしています。
そのおかげで夢見がちな娘がココで好き勝手に文章を綴れているのですから、面白いものですよね☆
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さて。
『桜の花』を書く前にこちらの本を読み終えました。
川島えつこさんの『星のこども』は5年生のゆいが主人公です。ものすごく大きな何かがある訳ではないのですが、川島えつこさんの子ども描写は素晴らしく、ググッと引き寄せられてしまいます。お姉ちゃんが妊娠したこと、新しいクラスになかなか馴染めないこと、苦手と思っていた子と仲良くなれたこと、音楽会の伴奏に勇気を出して立候補したこと、形は違っても似たような感情を子どもの頃に間違いなく持っていました。


川島えつこさんは以前に読んだ『まんまるきつね』も良かったので、他の本も読んでみようと思っています。
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次は絵本です。
のべらっくすでお題が出る度に、私はお題に沿った絵本を頭の中に思い浮かべます。
出てこないこともあるけれど、今回浮かんできたのがこちら。

- 作者: ティヌモルティール,カーティエヴェルメール,Tine Mortier,Kaatje Vermeire,江國香織
- 出版社/メーカー: ブロンズ新社
- 発売日: 2013/04
- メディア: 大型本
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『マールとおばあちゃん』は絵もストーリーも美しいです。

大の仲良しであるマールとおばあちゃん。いつも一緒にクッキーを食べて楽しく遊んでいたのですが、ある日おばあちゃんが倒れて言葉を失います。
周りの大人たちはおばあちゃんが別人になったと思っていましたが、マールだけはおばあちゃんの口から溢れる言葉のかけらをすくい取ることが出来たのです。

