穏やかな日曜日。
今日は、メリーゴーランドで開催されているスズキコージの「ヤッホーホイホー」展を観に行った。(今日が最終日)
今月のメリーゴーランドのディスプレイはおさるさんがいっぱいだった。
ここにディスプレイされている下段真ん中の「おさるとぼうしうり」が私はとっても好きだ。1940年初版のアメリカの古典絵本なのだが、独特のユーモアセンスにしびれてしまう。ぼうしうりがたくさんのぼうしを頭の上に乗せて歩く姿も真似ばかりするさるも愛らしい。さるを見かけたときに「ツーツー」言っている人がいたら、この絵本を読んだ人で間違いないであろう。
目的のスズキコージの絵は色彩感覚と独特の描き方に魅せられた。息子も「なにこれ、なにこれ!」ばかり言っていた。直に絵を眺めると、絵本とはやはり違った味わいがあると気づく。
メリーゴーランドの店内はカフェから漂うカレーの香り、14時から始まった紙芝居の賑わいであたたかさに包まれていた。
相変わらず居心地の良い場所であった。このようなお店があまり遠くない場所にあるのは嬉しいかぎりである。
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年末年始に実家へ帰省したとき、懐かしいものを見つけたため、バッグに入れて持ち帰ってきた。
それがこちら。
ダヤンのスタンプセット。
おそらく20年以上前に私が購入したものだと思う。私はダヤンよりもわちふぃーるどに住む他のキャラクターが好きだったので(いちばんはイワンだった)このスタンプを購入したのだ。ダヤンのスタンプがあるってこともすっかり忘れて、何年も過ごしていたけれど手に取ってみれば、大事にしていたことを思い出した。中高生くらいの私にはちょっと高かったような覚えもある。
せっかくなので、ぜんぶスタンプしてみたのだが、どれも可愛らしくてテンションが上がった。シルエットダヤン、だるまみたい。
たかだかこれだけのことでも、嬉しく感じられたのは、私がやや憂いの中に足を突っ込んでいたからだと思った。少しずつ、そうやって這い出ていくのだ。
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今日は、もうひとつ、とっても嬉しいことがあった。
それは、「えこ」宛に荷物が届いたことである。私は、以前に期間限定で「ほしいものりすと」を公開していたのだが、それ以後はリンクを外していた。それなのに「えこ」宛に届いたものだから、嬉しさよりも先に驚いてしまった。
あれ、あれ?なんて言いながら、包みを開けてみたら、こちらが入っていた。
「ちいさいモモちゃん」「モモちゃんとアカネちゃん」「アカネちゃんの涙の海」
めちゃくちゃ嬉しかった。
モモちゃんは子どもの頃に読んで、とっても好きな本だったけれど、内容をやや忘れていたので大人になってから読み返したと思っていたのだ。それと、この講談社文庫のものは酒井駒子さんの表紙が可愛かったので欲しかったのである。
かわいいよねぇ?
たまらんですよ。
にやにやしながら、ぱらぱらめくってみたけれど、あとでゆっくり読み返そうと思った。
私にこちらの本をプレゼントして下さったのはどなたですか?
モモちゃんを選んでくれるってことはもしかしたら、あのひとかしら?って心当たりもあったりなかったりするのだけれど、名乗り出て下さると嬉しいです。本当にありがとうございます。
せっかくなので、またプロフィールのところに「ほしいものりすと」を載せてみました。「ほしいものりすと」だけれど、「ほしいものりすと」は最初の方だけであとは「わたしが気になったものりすと」となっています。
今日は嬉しさであふれた良い日だった。
明日からまた、どんなことが起こるのか、楽しみにして眠りにつこうと思う。
おさるとぼうしうり (世界傑作絵本シリーズ―スウェーデンの絵本)
- 作者: エズフィールスロボドキーナ,Esphyr Slobodkina,まつおかきょうこ
- 出版社/メーカー: 福音館書店
- 発売日: 2000/11/15
- メディア: 単行本
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