昨夜焼いたベイクドチーズケーキを食べた。長方形の型で焼いたので、切りわけたケーキも長方形になったのだが「玉子焼きみたい」と娘に言われた。違うよ!ってことで、盛りつけはいちごの力を借りた。安くなっていた岐阜県の「濃姫」っていちごは酸味と甘みのバランスが良く、美味しかった。チーズケーキはヨーグルトも入れているのでさっぱりしていて食べやすかった。簡単で美味しかったので、また作ろうと思う。そういえば、ホールのケーキ型はどこにいったのだろうと思ったけど、たぶん引っ越すときに持ってこられなかったのだ。ホール型、買わなきゃ。あと、砥石も持ってきていなかった。砥石の方が重要。切れない包丁ほど、ストレスになるものはない。
久しぶりに『動物のお医者さん』を読んだ。全部読みきろうと思ったけど、思ったより巻数があってちょっとムリだった。高校生の頃に購入したものだからかなり焼けちゃってるけど捨てられない。面白くてかわいい。そんで何事も「どうにかなるさ!」と思えるのがいい。
現実から目を背けるわけではないけれど、すべてを真正面から受け止められるほど許容があるわけではない。誰もが直面している出来事の他に、個人として考えなくてはいけない多くのことがあり、精査して受け止める必要性を感じる。誰になんと言われようと、私が自分を保つ努力をしなければ、私が守るべき存在を守ることができない。
へらへらしているように見えても何かを考えている人は多い。語らないからと言って考えていないわけではない。
こないだ公園でキャッチボールをしている高校生くらいの子がいた。ふたりの距離は思ったより遠く、相手までボールが届くのかしらと歩きながら横目で眺めていた。
男の子がボールを投げる。バウンドして相手に届く。
「この距離はとどかねーよ」
投げた子が発した言葉に笑いながらボールを受け止め、相手の男の子はボールを高く遠く、空に向かって投げた。
大きく弧を描いたボールはバウンドすることなく届く。
「すげぇ、さすが野球部!」
「すごいやろ!俺ならあそこのマックスバリュまで投げられるわー!」
そんな他愛もない会話がなんだかおかしくて、可愛らしくてちょっぴりさびしくて柔らかかった。