昨夜、片付けをした部屋に自分の布団を運び、部屋にひとりだけで眠った。ひとり部屋で眠ったのは何年ぶりだろうか。おそらく2年以上は経っていると思う。
ここ1年は肩を寄せあって、一緒の部屋で眠る方が心強かった。共用階段を上がってくる足音が聞こえてくるだけでも神経を尖らせた。まだ、足音が聞こえると緊張してしまうけれど、ひとりで眠ろうと思えたのは時間がとても優しくしてくれたからだろう。
ひんやりした空気を肌で感じ、寝息も誰かの寝返りも感じずに眠りについた。朝までぐっすり眠れた。静けさにだけ包まれて。
注文した、たこのピアスが届いた。
かわいい。
たこたこ。
これを身につけて
「そ、そんなに言わないで!耳にたこができる!」
って、言いたい。とても言いたい。
タオルケットに包まれてるような未来を
私はまだ夢見ている。