バンビのあくび

適度にテキトーに生きたいと思っている平民のブログです。

20210206

朝。

車の定期点検でディーラーへ行った。私がお世話になっているディーラーは、とても感じが良く、点検へ行くことが苦にならない。いつもカフェへ行くような気分で本を携えて出かける。ホットコーヒーを入れてもらい、読書の時間を楽しんだ。時折、窓の向こうを通りすぎる車を眺め、接客の声を聞き、営業に来られた方の丸い背中を眺めた。

点検を終え、農産物直売所でネコヤナギを買った。


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子どもの頃、原っぱへ遊びに行ったりしているなかで、ネコヤナギに出会った。自然のモノとは思えないモフモフした触り心地に驚き、自然の豊かさを知った。季節を感じられる植物は、賃貸で庭のない私の住まいに彩りを与えてくれる。もう、春だね。

 

帰宅後、すぐに映画館へ向かった。

『花束みたいな恋をした』が観たかったのだ。菅田将暉有村架純も好きな方だけど、出演者というよりは、脚本が坂元裕二だから観たいと思った。純粋なラブストーリーを観るのは久しぶりだったけれど、とても良かった。

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ストーリーもさることながら、小ネタが多く、ニヤニヤした。押井守、今村夏子、天竺鼠、きのこ帝国、羊文学、宝石の国ゴールデンカムイゼルダの伝説長嶋有、食べるのがおそい、粋な夜電波……どこまで拾えば良いのだろうと思うくらい。

画面の中に入って一緒に話をしたいと思う一瞬もあった。それらを共有できるひとと、観たいとも思った。ここ数年の、私の心の動きと重ね、切なくなり、なんだか泣けてくるところもあった。人は変わるのかも知れないけれど、私はいつまでも、私が好きなモノを追いかけていたいと思った。それらが見えなくなるくらい忙しい仕事は、私には合っていないと思う。

観覧車から眺める夜景の美しさを私は知っているけれど、私のテンションが上がるのは観覧車から見える夜景よりもミイラ展なのだと思った。虫やきのこ、食虫植物など、パッと見ただけではわからない美しさを秘めているものが私は好きなのだ。

 

 

 

 


https://youtu.be/_JxUFXkwG4k