バンビのあくび

適度にテキトーに生きたいと思っている平民のブログです。

健康診断を受けたはなし。2021

やあやあ!

地上の皆さん、こんにちは!宇宙の皆さん、こんにちは!

今年もめでたく健康診断を終えたので、健康診断のはなしを書いていきたいと思います。なぜか健康診断のことを書くときは、このテンションでないと乗り切れません!

イヤッホゥ!

 

朝、7時半ぐらいに健康診断をする病院へ到着。駐車場からやや足早に建物へ入ると、最初にご挨拶をして下さった担当の方が、流れるように「はい、検温!はい、消毒!はい、そこのスリッパはいて!」と言われたので、私はベルトコンベアに乗ったつもりでテコテコすべての作業を終え椅子に腰かけました。以前は向かい合わせに配置されていた椅子は、すべて一方向を向くように配置され、目の前ではNHKのニュースが流されておりました。このような時世になり皆様も感じられていると思いますが、数年前よりも受付にかかる時間が長い。簡単な問診でコロナに罹患したか聞かれたり、消毒の回数が多くなったりしているので致し方ないけれど、とにかく受付にかかる時間が長い。テレビはいつの間にか朝ドラ「カムカムエブリバディ」が流れていました。

話は脇道へ向かいますが、朝ドラを熱心に見ていた時期もあるんですけど、最近は8時前から仕事を開始しているため(朝残業してたりします。朝も残業つけてくれるんで)朝ドラが観れないんでスッパリ諦めました。またどこかで朝ドラ熱が再燃したらガッツリ観てやろうと思います!

で、私の番号が呼ばれたので、受付を済ませ、更衣室へ。検査着へササッと着替えると、予め用意しておいた小バッグにハンカチ、ティッシュ、メガネ、スマホ、本、本(つまり本2冊)をつめて、更衣室を後にしました。

椅子に腰かけて本を読んでしばしの時を過ごし、いつも通りに採血からスタート!……と、思いきや、名が呼ばれ、腹部エコースタートになりました。ゼリー状のアレを腹広げられ、器具で撫でまわされる行為に、前回はくすぐったくてウヘウヘ笑いが止まらなかったのですが、今回は思ったほどくすぐったくなく、自分の腹の皮をじろじろと眺めました。エコーが終わると同時に女医さんは「きさま、これでもかっ!!」と刀を振りかざしそうな勢いで、ボックスティッシュからシュパパパパと10枚、いや20枚弱のティッシュを取り出し、私のお腹の上に置きました。「これで、拭き取ってくださいね」と優しく言って下さいましたが、私のお腹は「虫嫌いな人がティッシュ山盛り使ってなんとか虫を捕獲しようとしている図」と化しており、やや寂しく思いながら、お腹のゼリーをゆっくりと拭ったのです。(前回の使い回し表現)

待合室で待つように言われ、また本をぱらぱらめくろうとしたら、間髪入れずに心電図に呼ばれました。心電図は滞りなく終了。次は子宮がん検診でした。これは女性の方々にお伺いしたいのですが、私は診察台に乗り、器具を入れられたり内診をされているとき、なんとも言えない気分になり、顔が耐えられなくて百面相のようになるのです。あの時の顔を人に見られたらもうお嫁にはいけないです……!(バツついているやろ!とかのツッコミは待っていません)あの時間を平気な顔で過ごしている人がいるならば、その方法をぜひ、お伺いしたいです。今回の、子宮がん検診はちょっと痛いなぁっと思ったら、けっこう出血してたのでテンションだだ下がりしました……ふぅ。

テンション下がったまま、待合室へ向かうと今度はマンモグラフィーへ行くように指示が出ました。マンモグラフィーは何度か経験していて、痛いけどなんとかなる!ってイメージが私にはございました。今回、可愛らしい担当医が私の胸を持ち上げて、ちょうどいい場所へ配置し、機械のスイッチを入れました。イメージとしましては天井が下がってくる部屋に胸があると思ってください。天井が電動で下がってくるんです。そんで、挟まれるわけです。けっこう圧がかかって痛いので、はよ、撮って!と思っていましたら、担当医がにこやかに「では、もう少し手動で下げますね」と言い放ちました。

待って!待って!すでに圧が!ここからさらに天井が下がるのですか!

悪魔!小悪魔!ageha

私の心の叫びも知らずに、担当医は手動でぎゅぎゅいと天井を下げてきました。

「めちゃくちゃ痛い……呼吸ができん。」

もはや「私の胸」という感覚を超えているような気さえし、気を失いかけたら

「はい、撮り終わりましたー。」

と、担当医の元気な声が部屋中を響きわたりました。

やった。私はやりきった!

ひとつの大きな敵を倒したような気持ちになりました。

だが、天井が徐々に上がり胸が解放感でいっぱいなったところで

「じゃあ、もう片方いきますねー!」

また、担当医の元気な声が部屋中に響きわたりました。

……。

悪魔!小悪魔!ageha

 

子宮がん検診とマンモグラフィーという強敵と戦った私のHPはもはや危機的状況となっておりました。次に向かうはX線です。X線はチャキチャキしたおばさま担当医が「はい、そこに立ってー、はい、おわりー!」と機敏な動きを披露してくれたおかげで滞在時間1分ほどで終わりました。ここでややHPを回復した気がします。

待合室へ戻り、本の続きを読み始めました。これくらい本を読む時間が長いと、検診を早く終えたいのか、本を読みたいがゆえに呼ばれたくないのかわからなくなってきます。それも楽しみのひとつですね!(たぶん!)

さて、そうこうしているうちに採血です。普通の人は自分の右手と左手、どっちの血管が出やすいか把握してるんですかね?私はいつも聞かれてあたふたと、なんとなく思った方の腕を差し出しています。今回もスムーズに終了しました。

お次は視力検査です。普段は裸眼で生活しておりますが、運転時に眼鏡を着用するため、眼鏡をかけて視力検査に挑みました。番号の下におなじみのランドルト環が描いてあり、「3番は?」「5番は?」の問いかけに「右!」「下!」と答えていきました。スムーズに受け答えをし、「11番は?」と聞かれたとき、間髪入れずに「わかりませんん!!」と答えたら大笑いされました。なんでかなと首を傾げていたら、「潔いですね!!」と。普通はもう少し粘るらしいです。だって本当にわからなかったもん!

身長、体重を終え、次は眼圧です。いまいち、どっちがなんなのかわからないのですが、目に光を当てるやつと風を当てるやつをやりました。いつも問題なく終わります。お次は聴力。ヘッドフォンをし、高いピー!や低いピー!が聴こえたらボタンを押します。めちゃくちゃ集中したら、終わったときに「ものすっごく良く聴こえてますね!」とお褒め頂きました。これはきっと恐怖のあまり、人の足音や物音に敏感になりすぎた人間の自己を守る本能だと思います。ありがとう。平和よ、ありがとう。

さて、お次は健康診断のメインイベント、バリウム飲んじゃうぞ!(胃透視)のコーナーです。いつもバリウムを飲むか、胃カメラをするか選べるんですけど、以前に胃カメラをやったら穴という穴から水が出て、へろへろになったことがあるため、今回はバリウムです。

顆粒の炭酸を口に含み、ドロッとしたバリウムを飲みます。だんだんお腹が重たくなってきたところでアクロバティックな動きを要求されます。胃透視についてはバリウムの飲みづらさに話題がいきがちですが、このアクロバティックな動きについても誰かと語り合いたいです。これ、お年寄りとかどうすんのかな。お年寄りは胃カメラ進めるんかな。っぐらい全身の力を要求されます。それというのも飲んだバリウムを胃の中に行き渡らせるため。体を回転させる、腕でバーを必死で掴み逆さま(実際には45度くらいかも)に耐えるなど私の心と体を試されます。心技体ってこのことかー!と思います。

それから担当医(男性)が体を向きを調整するのに、女性の体のどこに触れていいか思案している様子で、腰骨のあたりを抑えてきました。ここが考え抜かれたピンポイントの箇所なのかなと考えていたら、だんだん気持ち悪くなってきました。やはり邪念はいけないのだと思います。終わったとき「大丈夫ですかー」の問いに「なんだかふらふらします……」と答え「ちょ、待合室までついていきましょうか」と心配されました。

大丈夫、わたし、一人で歩けるんで!

私は強がりながら、ふらつきながら待合室へ戻りました。

待合室で長い時間待たされたので、読書がはかどりました。

さて、最終的な診察です。

「貧血」

毎回、このやっかいな怪物は倒せません。

はいはい、貧血だね。再検査ねー。これでよくふらつきませんね?

(さっきバリウムで気持ち悪くなってふらついてたのは内緒)

貧血ってなんでしょうね。私の血って貧しいんでしょうね。

もっと豊かな血液にして、美味しい血を蚊に提供したいと思いました。

更衣室で着替えて会計。駐車券を車に忘れてくる失態をおかしたけれど、なんとか終わってホッとしました。

 

さて。また、来年。

穏やかな暮らしができて、、健やかなからだでありますように。