午前中、Netflixを観ながら栞を作った。お昼過ぎに買い物へ出かけた。昨日、ゴミをまとめようとしたら、燃やせるゴミ袋が一枚もなかったのだ。ホームセンターで指定のゴミ袋と日用品を購入。そのあと、ショッピングセンターのATMで記帳するために並ぶ。前の人が終えたのでATMに近づくと、そこには現金がありピーピー音が鳴っていた。慌てて、過ぎ去った前の人に「すみませーん!!」と声をかけた。お金があるから見てなくては!って思いと、呼び止めたい思いがごっちゃになって、新年早々大声を出した。なんかもっとやり方があったかな……と思ったけれど、呼び止められたからまあ、良いとしよう。
そのあと、農産物を売っているコーナーで、2割引になっていた卵を購入。袋に詰めているときに「あれ?2割引になってたかな?」と妙に気になり、レシートを確認したら割引になっていなかった。レジの人にレシートと卵を見せてその旨を伝える。金額はたいしたことないけれど、違うものを違うと言わないとなんだか気持ちが悪い。いつもは、そうならないように割引商品を手にしたら、レジ打ちの際にずっと金額表示を確認しているのに今日はボーッとしていて忘れていた。レジ打ちをしてくれた店員さんは謝ってくれたが、その方にはまだ出来ない処理だったらしく、奥からベテラン店員と思われる方がやってきた。ベテラン店員は登場から不機嫌な様子であった。私が電子マネーで購入したことにより、購入したものすべてを一旦、キャンセルし、レジを打ち直さねばならなかったようだ。不機嫌なベテラン店員がレジを操作する横で、レジ打ちをしてくれた店員は不安そうにしていた。
「わからないなら、メモしとかなきゃ!今書かないとわからなくなるよ!」
ベテラン店員の言い方はキツめで、その場にいるのがツラくなってきた。キャンセル処理を終えてあらためて商品を打ち直す際、ベテラン店員はおどおどした後輩店員に「あの商品、すぐ持ってきて!」と強めに指示した。
「は、はい!」
走り出して取りに行こうとする後輩店員。
「いや、あるから出しますよ。これでやってください」
私は買い物袋にしまっていた商品をすべて出した。今までも他の店でこういったケースに巻き込まれたことはあるけれど、「商品をもう一度打ち直させて下さい」とお願いされることがほとんどだった。
今回、私はおそらく怒っているようには映らなかったと思うし、購入した商品点数も少ない。ベテラン店員は明らかに後輩店員に過剰に当たったと思われる。打ち直しを終えたベテラン店員は私に謝罪し、後輩店員も謝罪してくれた。ベテラン店員の手を煩せたことは申し訳ないけれど、口先だけの謝罪にしか思えず、これ以上、後輩店員に当たってほしくないと思った。
「いや、いいんです。私もちゃんとレジ打って下さってるときに確認しなかったので」
このことばを3度くらい繰り返したけれど、それはきっとベテラン店員の耳には届いていないだろう。
接客の場での叱責はやはり避けた方が良いと思う。客である私が「こうなるくらいなら、何十円ぐらいの間違いを指摘しなければ良かった」と感じてしまうのはよくないと思った。