火事になって燃えた木材が積まれた場所がある。
経営難になってつぶれた店がある。
どちらもしばらく経って更地になったと思ったら
すぐに「経営者募集」の立て看板が置かれていた。
またしばらくしたら、そこにはコンビニエンスストアが建っていた。
田舎で商売をしようと思うと、手っ取り早いのは
それなりの収益があげられるコンビニしかないのであろうか?
なんだかとても寂しい想いである。
そんな時に「地方の若者はなぜ「イオンモール」を目指す?」って記事を読んだ。
・・何を言ってるのだ!地方の若者は!(笑)
ほどほどに楽しめれば良い。
それはたぶん本音だろうけど、動ける若い時に色んなモノを見て、体験して、刺激を受けないと後から「あーすれば良かった!」って思っても遅いと思うのですよ。
高齢になってアクティブに動けなくなった時にイオンが活躍すれば良かろう?と思う訳ですよ。
埼玉の田舎が実家の私ですが、幼少期に東京へ連れて行ってもらった記憶はたくさんある。
母のお供で銀座へ行き、必ずフルーツパフェを食べる。
もはや「フルーツパフェを食べるために東京へ行く」って感さえあったあの頃。
フルーツパフェ卒業後は、ひたすら「レモンスカッシュ」を色んな喫茶店で飲ませてもらった。
お店によってレスカ(この言い方、懐かしい!w)の味が違って楽しかった。
家電量販店が今ほどなく、父に連れられて秋葉原へ行ったこと。
色んな店を周り、値切り倒す父のカッコ良かったことと言ったら!(笑)
帰りに重い家電を持ちながら電車に揺られる風景も鮮明に思い出せる。
田舎の人が東京へ行く。
せかせかしてるし、人は多いし、夜は来ないし、星も見えない。
住みづらい人もいるかも知れない。
けれど、「刺激を受ける」という意味ではとても適した街であると思う。
イオンモールへ行くと、差し障りのない洋服屋さんが並んでる。
でも、東京を知ってしまってる私にとっては「買うものないわー」って
なったりするのです。
普通なようでヒトクセあるものが好きだから仕方ない。
モノもヒトも何か隠し持ってる方が楽しいじゃない?(笑)
無難と横並びはラクでいて面倒。
もっと飛び出せ、地方の若者!
そんで、田舎にコンビニばかり建てるのもうやめて(笑)
虚無の世界をピカソのゲルニカ眺めながら
ジンジャーエール飲んで考えるといいよ。