先日、娘が15歳になった。
「15歳なんだから、R15指定いけるようになったね」
「ってか、15って中途半端じゃね?リアル中二病をでもないし、成人でもないし」
「まあ、とりあえず、おめでとうだね」
誕生日にかわいいリュックが欲しいとねだられ、娘が選んだモノをネットで購入。
「あとね、ケーキはいらないからパフェが食べたい」
よかろう、よかろう、パフェぐらい食べさせるぜよ!と思ったのだけれど、パフェが食べられるお店ってあんまり知らないし、そもそもそんなに多くない。
職場でどっかにパフェが食べられるところある?と尋ねたら40代女性が「私が学生時代に行ってた店、パフェあるよ。行っていて」と教えてくれた。
40代女性の学生時代に通った店ということは、それなりの年月が経っている。果たしてどんなお店なのかと期待と不安の入り交じった気持ちでいざ、出陣!
お店があったのは、何回も通ったことのある大通りだった。なぜ気に止めなかったのか。おそらくは看板が地味なことと、大通りに面しているのははじっこで、そこから奥に深い建物の配置によるのではないかと思った。店内は思っていた以上に広く、言葉どおりの老若男女で溢れていた。手前にお茶会を開いているおばあちゃんグループがいたかと思えば、奥には大きな声で盛り上がっているパリピグループ、家族連れも入れば、デートのような男女もいる。
こういうのをカオスと言うのだろうなぁと考えながら、席についた。座席はソファで座ると深く沈み、もはや実家でくつろいでいるレベル。ブラインドで覆われた窓からうっすらお庭が見えた。異空間。なんじゃ、これ。
とりあえず、お目当てのパフェを注文。
注文を取りに来てくれたウェイトレスは貫禄溢れた美魔女で、何年この仕事やってるんですか!と、問いたくなるほどだった。スタイル抜群でもはや美魔女を通り越して魔女のようだった。(魔女のように年齢不詳の意)
パフェ様、到着!
ででーん。どどーん。
こちらがフルーツパフェ。
食べようとすると、ソファにでっぷり沈み込んでいる私の尻が上がってこず、前傾姿勢を取るのに時間を要した。フルーツを食べ、アイスクリーム部分に突入すると、アイスクリームがやや溶けはじめており、更に前に顔をつき出そうとするも、ソファに尻が……(以下、略)
ソファとフルーツパフェの組み合わせはなかなかハードなのだと気づかされた。
味は王道の思い描くようなフルーツパフェ。
一番下の赤い部分が死ぬほど甘いのでビジュアルとして受け止めるが吉。
それでもなんだか懐かしく、日曜日に家族でパフェを食すなんて平和だなぁと思ったのでした。
このお店に行きたい人はお声がけ下さい。
一緒にパフェ、食べましょう。