テレビを観ていたら、必死にカメラに映ろうとしている一般人の方がいてちょこっと笑いました。
はいはい、ウチにもこんなことをした人がいるなーと。
こちらの飛躍すべきはあなたの心 - バンビのあくびにも書いた私の兄です。
兄の話はたくさんありすぎてネタがたぶん尽きないと思います。妹である私が「もう少ししっかりしよう!」と思うのも仕方のない話だと皆さんが頷くレベルです。
ちなみに「お兄ちゃんに似なくて良かったな!」と今までに3人の先生から言われたことがあります。なかなかいないですよねーこんなこと言われる妹って!
でも基本的に単純明快な性格の兄なので、私は好きですけどね。
で、テレビに映った兄の話。
兄が高校生の頃、学校で「日本シリーズどちらが勝つか?」の賭けをしたんです。(賭けといっても負けたほうが罰ゲームみたいなノリのやつです)その時の日本シリーズが西武対ヤクルトで、兄はヤクルトに賭けたのですが、結果、見事に負けまして・・・罰ゲーム確定となりました。そこで皆が考えた罰ゲーム。それは「ズームイン朝のエンディングでヤクルト応援風に青い傘を差しながら踊る」というものでした。
この罰ゲームを実行するにあたり、1つ問題なのは平日に日テレまで行くと学校に遅刻するということでした。兄の学校はそこそこの進学校で遅刻、欠席をする場合は親からの連絡でないと受け付けてもらえなかったのです。
兄は母に「遅刻の連絡を入れて」と頼みました。当然、理由を聞かれます。理由を聞いた母は「・・バカだねぇ。今回だけだよ!」と答えるじゃあないですか!
おいおい、共犯かよ!とぽかーんとやり取りを眺めていた私。。
斯くして、親をも巻き込んだ一大罰ゲーム計画が実行に移されるワケです。
早朝、日テレへ向けて旅立つ兄。その勇士は帰宅後、父の録画を見て知りました。
ズームインのエンディング。福留さんが真ん中で話をしている中、後方で兄とその友達は青い傘を左右に振りながら、大きく踊っていました。兄は身長が183cmあるのでそこそこデカくみえました。
ですが、兄は調子に乗ったのでしょう。だんだん前方へ出てきて福留さんの横の方まで出てくるじゃないですか!「・・ああ、またコイツはやらかしたな」と私が思うのと同じような目で兄を見る福留さ・・ん!?
ちょ、福留さん怒ってるじゃん!!と思ったらズームインが終了~。
・・兄は生きて帰ってこられるのか?とよからぬ想像が頭を巡りましたが、その予想に反して「ただいま~♪」と元気よく帰ってきた兄。
「いやぁ、すっげー福留さん怖かった!目が怒ってた!」とは言っていたので、あの画面から見た福留さんの目が本物だったのは間違いありません。「あれはやりすぎだ!」と笑いながら、家族で兄を責め立てましたがヘラヘラと聞き流していたのは一目瞭然でした。
後に、出しゃばったマネをし過ぎた為、学校にもバレましたが親が共犯なのでお咎めがなく、なんとか平穏な生活に戻りました。
あれから、もう何年が経ったでしょうか?兄の目立ちたがり気質は多少抑えられるようになったものの、数年前、某番組に嬉しそうに出ていたので、まだまだ私は落ち着けそうにありません・・・。