柿喰う客『虚仮威』を観ましたー。
私が演劇をみるのはいつも三重県文化会館なのですが、柿喰う客の本公演ツアーが三重から始まったのがとても嬉しかったです。
私は演劇に詳しい訳ではないので、単純に面白いか面白くないかでしか語れないのですが、いやぁ!面白かった。とにかく面白かった。
財産! 権力! 地位! 名誉!
望めば何でも手に入る!
演劇界の風雲児・劇団「柿喰う客」が、結成10周年を記念して発表する完全新作本公演!
村を支配する地主の一族が、突如あらわれた未知なる生命体とともに、戦中戦後の動乱を駆け抜ける!?
夢と希望と絶望と悪ノリが支配する暗黒幻想劇、年末年始ぶっ通し上演!!
この作品、柿喰う客のウェブサイトには上記のような説明がされているのですが、これじゃよくわからないじゃないですか。「なんだよ、これ?」って感じじゃないですか。ですが、見終わった後の感想も「なんだよ、これ!!!」だったりするんです。
ぶっ飛んでるけど、まとまっているように感じましたし、シビアな部分があっても、ほぼ笑っていられるので、楽しくてずっと目が離せなかったです。
現在と過去の話を交互にするような話の展開でも大村さんが都度、フォローしてくれていたし(あの大村さんの立ち位置はハクション大魔王のそれからどうしたおじさん的安心感と温かさがありましたよ)、スタイル抜群の七味さんの怪しげな動きも頭から離れなかったし(ホーホホホー)、玉置さんはイケメンだし、永島さんは安定感抜群でホッとするし、深谷さんはさらに色気がぷんぷんで美しかったし、私の大好きな葉丸さんは相変わらず可愛かったです。それから新メンバーの方々も個性が前面に出ていて、キャラが立っていたと思います。
あー、とにかく面白かった。この文章を観劇後3日以上経ってから書いていたりするんですけど、今でも「面白かった!!!」の興奮が冷めてませんもんね。すごい。
舞台が始まってすぐ、役者の方々が動き出しただけで目が離せなくなって、そのままあっという間に100分が過ぎていました。もっと観ていたかったです。
細かいツッコみどころとか、あのねごとのところは毎度アドリブなのか?とか書きたいこともたーくさんあるんですけど、それはまあ、観てよ!ってことで。
このあと、仙台、東京、大阪公演があるので、気になった方はぜひぜひ観に行って下さいな。
本当に面白いものってバカみたいに「面白い!」を連呼することしかできないのですね。
まいった、まいった。
そうそう、柿喰う客の作品はYouTubeにもいくつか挙がっているので興味のある方、そちらもどうぞ☆
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あっ、それから私はこの文章の中で「キャラが立つ」って使ったんですけど、私の「キャラが立つ」の意はこちらの東川さんが書かれたこととほぼ同意です!
『キャラが立つとは?』東川篤哉|日常の謎|webメフィスト|講談社ノベルス|講談社BOOK倶楽部