バンビのあくび

適度にテキトーに生きたいと思っている平民のブログです。

20200928

人がいると自然と明るくいられるのだが、実のところ、生きるので精一杯だ。自分の心がよくわからないし、眠れない日も多い。頭がおかしくなりそうだと思う日も少なくない。

 

「前を向こう」と勇気を振り絞って歩きだしたのち、小さな夢と希望を抱いた。

ほんのささやかな希望。

それらはことごとく手からこぼれていった。立て直そうと思っていた心を砕かれることが続いて、それでもまた歩け!と自らにムチを打てるほどの強い心を私は持ち合わせていなかった。


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果たして時間は心を癒してくれるのだろうか。1年以上経っても癒えぬものは5年経ったらどうなっているのだろう。私の心の声はどこで言葉を発するのだろう。

 

考えてもしかたのないことをずっと考え続けている。


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先日、子ども達と木曽三川公園へ行った。そこは別居後に最初に訪れた公園だ。娘と一緒に出かけることが難しかった数年があったために、のんびりと公園で過ごすことだけで涙が溢れてきた。

今回は離婚が成立したことで、娘が「また木曽三川公園へ行きたい」と言ったために実現した。公園で持参したお弁当を食べるだけのイベントだ。遊具で遊ぶような小さな子どもはもういない。それでも私達の幸せはどこにあるのかを再確認するかのように、私達は公園へ行く。

転がるように走り回る小さな子どもをニコニコしながら追いかけているどこかのお父さんを眺める。草木や雲のかたちで季節の移ろいを感じる。多くの言葉を語らずともわかりあえるモノがそこにはあって、それとは別にそれぞれが抱える思いも存在している。

 

最近、家族というコミュニティにおいて、どのようにバランスを取ろうかと考えることが多くなった。家族は遠慮がないため、それぞれの個性と思いがぶつかり合うことも少なくない。その時々で話し合いの場を設けるのが適切だろうとは思うものの、私の言葉が強くなってもよろしくないと思う。まあ、娘がやや反抗期なのが主な原因なので、だいたいはすぐに忘れて丸くおさまるのだけれど。

互いの痛いところに触れ、少しずつ何かが育まれればいいなぁと思っている。

 

***

多肉植物のハオルチアがひょろひょろと伸びてきてしまった。調べたら、ハオルチアは耐陰性があり、日光があまり当たらない場所でも育つ多肉植物なのだが、あまりにも日光に当たらないでいると、ひょろひょろと上に伸び、徒長してしまうらしい。

慌てて日光が少し当たる場所へ移動した。

自分の力量もないのに背伸びしても……などと、ハオルチアを見ながら私は考えていた。日を浴び、ゆっくりでも良いからどっしりとした根をはりめぐらせること。それが今の私にできること。

まずは呼吸をすることからはじめよう。