バンビのあくび

適度にテキトーに生きたいと思っている平民のブログです。

へらへらわらう

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7月。

今年の折り返し地点。

2023年のはじまりは娘の受験で慌ただしかったため、抱負らしい抱負を考えずに今に至る。

娘は進学し、息子は進級し、さて、私は何をしているのだろう。

職場が変わるなどの変化はなかったが、人の出入りはあった。私のしている仕事は経験に伴う知識がモノ言う部分があり、新人さんではどう足掻いても処理しきれない。少しずつ覚えていくしかないのだが、覚えようとする姿勢のある者と、面倒ごとに巻き込まれたくないとばかりに自身のキャパを決めてしまう者がいる。

果たして私はどうやって教えていくのがベストなのだろう。

仕事を教えるとき、得手不得手をできるだけ早く見抜き、対象者が受け取りやすい言葉を探るようにしている。同じ仕事でも1しか伝えずとも、それまでの知識を総動員して答えを出せる者と、すべての事柄が繋がらず、10ぐらい伝えないと理解しない者もいる。理解が早いに越したことはないが、私は前向きに取り組むのであれば、はっきり言ってどちらでも良いと思っている。

理解が早くても驕った態度や、自分勝手に物事を進める者の方が正直しんどい。

慎重で、相手の言葉を良く聞いてくれるひとであれば、どれほど飲み込みが遅く、何度同じ事を聞かれようとも私は何とも思わない。

 

仕事でも団体競技でもそうなのだが、最終的な答えは皆で出すのであって、個人技の集まりではない。

思えば、小学生の頃、クラスリレーのリーダーに任命されたときからずっとこの考え方で生きている。

クラスには運動の得意な子も不得意な子も存在する。そもそもクラスリレーなんて、「文句を言われるから」と走ることすら嫌がる子もいる。その順番をリーダーが決めるのだ。苦手としている者の不安をできるだけ除き、得意な者が苦手な者を快くカバーするには、どうするか。行きついた答えは「全体の雰囲気を良くすること」だった。走るのが苦手な者が責められる場面には声をかけ(あまりにも不安そうな子には手紙を書いた)、得意な者を持ち上げる。そして、何より私自身が懸命にやる。

とは言っても、それが上手くいったのかは全く覚えていない。たくさん頭を悩ませたことだけが記憶に残っている。

学校対抗のポートボールのキャプテン、部活動の部長……など、いつも失敗してばかりだったけれど、頭を悩ませたぶんだけ、少しは上達している気がしている。

私の難点は追い込まれるとおおらかさを忘れることなので、いつもおおらかであるひとに救われている。

 

なので、わたしは皆の前でできるだけ笑っていたい。

「うるさい!」って言われて、へらへら笑っているくらいが実は私の理想なのだ。

 

 

 

 

 


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