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バンビのあくび

適度にテキトーに生きたいと思っている平民のブログです。

今までにプレゼントされた本のはなし

本を貪るように読んでいる日々はなかなか幸せだ。
絵本、童話、小説、エッセイ、コミック・・・手に触れたものから次々に読んでいく。
本に触れたとき、忘れかけていた本の内容を思い出すよりも早く、私にその本をくれた人の顔が思い浮かぶことがある。
ほとんど連絡を取っていないどころか、もう連絡を取ることはないだろうと容易に想像できる人も含まれているのだが、それでも私に本を手渡してくれた頃の顔は今でも思い出すことができる。

本の記憶はその背景とも結びついているという表れなのであろう。

そんな本は私の本棚の中にちょこちょこと紛れ込み、ある時は気配を消し、またある時は目に飛び込むぐらいピカッ!と姿を現す。


「ああ、いま、私と目が合いましたよね?」
「いえいえ、ワタシはいつものように本棚に並んでいるだけですよ」
「そんなことないですよ。ピカッ!と輝きを増したじゃないですか」
「だからそんなことないですって。もしかしたらえこさんがワタシと会いたかったんじゃないですか?」
「そうなのでしょうか?そう言われてみると、いま読んでみたい気持ちのような気がしてきました・・」


このような会話を心の中で1人浮かべながら、本の表紙を開くのである。
笑ったり、懐かしく思ったり、以前とは違う本の印象に驚いたり発見がたくさんあって楽しくてしかたない。

 

***

 

というわけで、そのような本をいくつか並べてみました。
私がどこかに住んでいるあの人からもらった本達です。

そう言えば、そんな企画があったような・・と探してみたらid:Chachapoさんの企画を発見。

 

streamlines.hatenablog.jp

 

・・・えっと、ごめんなさい。10カ月以上遅れて企画に乗ります(笑)
こんなに遅れても良いものなのか?

いや、ここからまた輪がちょこっと広がればいいじゃない。

 

 

バーバパパたびにでる』

 

バーバパパたびにでる (バーバパパえほん)

バーバパパたびにでる (バーバパパえほん)

 

 知らない人はいないのではないだろうかというぐらい有名なバーバパパシリーズ。

その中の「バーバパパたびにでる」を友達のミキちゃんからもらいました。

その頃、私が知らぬ間にふわっと入り込んでいた音楽好き友達グループの中にミキちゃんはいました。ミキちゃんは笑顔の絶えない子で、私は今も笑顔以外のミキちゃんを思い出せそうにありません。とても可愛らしい人でした。

バーバパパたびにでる」は私の誕生日にミキちゃんがくれたのですが、私が皆の誕生日に絵本を配りまくっていたのでそのお返し代わりなんだと思います。おそらくもうミキちゃんに会う機会はないのではないかとどこかで感じていますが、素敵なお母さんになったと風の便りで聞いたので、今も笑っていてほしいと願っています。

 

この絵本はバーバパパの調子が悪くてみんなが心配し、病院へ向かうとお医者さんは「これはバーバママが必要です」と診断したため、バーバパパはバーバママを探しに旅へ出るお話です。いろんなところへバーバママを探しに行くバーバパパが可愛らしく、また、バーバママが見つかった時のバーバパパの愛情表現がストレートで素敵です。

2人のあいだにこどもが授かるまでのお話ですがとても愛が溢れていて、バーバパパシリーズの中でも大好きな絵本です。

 

 

『どこどこどーもどこへいく』

 

どこどこどーもどこへいく

どこどこどーもどこへいく

 

 NHKのキャラクターであるどーもくんの絵本は友達のニコちゃんからもらいました。

ミキちゃんと同じように音楽好き友達グループの中にいたニコちゃんから誕生日にもらったのです。理由はミキちゃんと同じだと思っています。

ニコちゃんは私より少しばかりお姉さんでしたが、ひたすら明るい方でした。どんな遊びも楽しむことのできるニコちゃんはピッカピカ輝いていて本当に素敵でした。呆けた顔で「田舎から出てきたさぁ」みたいな感じだった私にはニコちゃんのユーモアもセンスも憧れでしかありませんでしたね。今もうっすらつながっているので、東京へ行った際には会いたいなぁと思っていたりします。ニコちゃんの旦那さんも面白い方だったので、家に突撃してたこ焼きパーティーをともにするのが夢だったりします。

 

『どこどこどーもどこへいく』はキャラクター絵本になると思うんですけど、そうでなかったとしても十分面白い絵本で、私はかなり気に入っています。線路をみつけたどーもくんが電車を作るのですが、その電車はどーもくんとうさじいを乗せたまま止まらなくなってしまうのです。トンネルにはおばけがいて、さあ大変!

繰り返しの部分もあって、内容も面白いのでこども達もとても気に入っていました。

キャラクター絵本は普段あんまり手を出さないのですが、キャラクター絵本をあなどってはいけないと思わされた本でした。

 

 

『わすれてごめんね』

 

わすれてごめんね

わすれてごめんね

 

 ミキちゃん、ニコちゃんと同じように音楽好き友達グループの中にいたはむくんからもらった絵本です。自分で書いていて「音楽好き友達グループってなんだよ!」とここらで一度ツッコみました。そんぐらい遊んでいたってことなんでしょうね、あの頃は。

はむくんは適当なことをもっともらしくいうのが得意な優しい人です。その適当さには何度か救われているので、なんだかんだ言っても素敵な人なんだと思います。

そのはむくんに私の誕生日を2週間ぐらい過ぎてから会ったことがあるんですけど、開口一番「まずは本屋へ行きたいから」と言うので一緒に本屋へ行きました。私は本屋が好きなので、楽しくなっていろんな棚を見ていたら、「もう用事がすんだから出るよ」と言われたので、一緒に本屋を出ました。そこですぐにこの本をくれたのです。

「誕生日過ぎちゃったから。忘れていたわけじゃないけどこれがぴったりだった」

と言われて。なんだよーと笑いましたけど、嬉しかったです。はむくんは昔も今も私のお兄さん的存在のまま、どこかで適当に暮らしていると思います。

 

『わすれてごめんね』は誕生日を忘れていたことをひたすら謝るお話です。申し訳ない気持ちと謝る言葉を言い出しづらい気持ちが、少しずつページに綴られています。シンプルなイラストとともに読むとストレートにその気持ちが伝わってきますよ。

 

 

『ダヤンのミステリークッキング』

『ダヤンのスープ読本』

 『だやんのおかしな国のお菓子の本』

ダヤンのミステリークッキング

ダヤンのミステリークッキング

 

 

ダヤンのスープ読本

ダヤンのスープ読本

 

 

ダヤンのおかしな国のお菓子の本 (中公文庫―てのひら絵本)

ダヤンのおかしな国のお菓子の本 (中公文庫―てのひら絵本)

 

 私が調理兼栄養士をしていた保育園を辞める時に保育士だったU先生から頂いた本です。

こちらで少し触れています。

bambi-eco1020.hatenablog.com

 

私が保育園へ勤め始めた当初、その保育園は栄養士をおいていない保育園だったため、私は調理員でも良いから働きたいと願い出て働き始めました。乳幼児期における栄養の大切さを知ってもらいたいと給食だよりを作成したり、乳児の食事風景をのぞかせてもらったりなんだか色々勝手なことをさせてもらっていました。自分でも少々突っ走り気味かも知れないと思っていた私に、U先生は「プロ意識があるのはいいことよ」と言って下さいました。

妊娠し、お腹が大きくなるにつれ、大量調理の鍋をかき回すのも不安を覚えたことと、少人数で調理していたため、調理員の方に迷惑をかけたくなかったので退職を希望しました。U先生は私が退職する日にこの3冊の絵本を下さったのです。料理に関する絵本は眺めているだけでも楽しくて嬉しくてずっと本棚に並んでいます。

私が勤めていた保育園ですが、現在まで継続して栄養士をおかれているとのことで、突っ走ったのも無駄じゃなかったかなとひっそり思っています。

 

 

『急ぎすぎた旅人』

 

急ぎすぎた旅人―山際淳司 (角川文庫)

急ぎすぎた旅人―山際淳司 (角川文庫)

 

 音楽好き友達グループの一人だったのりちゃんからもらった本です。

この本、のりちゃんからいつもらったのか覚えていないんです。それぐらいなんでもない時に「読みなよ」と手渡された本でした。

『急ぎすぎた旅人』は作家、山際淳司さんの奥さんである山際澪さんが山際淳司さんが亡くなった後に書いたエッセイです。山際淳司さんがいかに、仕事を愛し、家族を愛していたか、また、澪さんがどれほど淳司さんから慕い慕われていたのかが伝わってきます。とても素敵できらきらしているので、読む人の心境によっては痛い部分もあるかも知れませんが、なにかヒントを与えてくれる本であるような気もします。

のりちゃんがなぜこの本をくれたのかなんとなくわかるような、わからないようなそんな思いをずっと抱いています。おそらく今、のりちゃんに尋ねたとしても「そんな本、あげたっけ?」と言われるのオチなような気がします。

 

そうそう、のりちゃんはこんな感じの方です。

 

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遠からず!

実はこれものりちゃんに「あげる」といきなり手渡されたものです。なんとなく良いことありそうな気がしてずっと持ってますが、これっていったいなんなの?(笑)

のりちゃんに次に会うことがあったら、銀のエンゼルがついたチョコボールの箱を投げつけながら、「アホ!」「そっちがアホ!」「いやいや、そっちのほうがアホやん!」というアホしか言わない会話をしたいと思っています。

(こちらを参照。あなたとわたしのエンゼルさん - バンビのあくび

 

 

『月の句集』

 

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 ヒロイヨミ社の『月の句集』(写真右側)は友達のけんちゃんからもらったものです。

この本についてはこちらで触れています。 星と月に触れながら - バンビのあくび

 活版印刷の文字が美しく、開いた時にため息がでました。

限定生産のため、もう手に入れるのは難しいかも知れません。

『月の句集』は、私がけんちゃんから「あるもの」を受け取った際に一緒に袋の中に入っていたものです。

その「あるもの」とは、こちらです。

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三省堂神保町本店で販売されているこの「神保町ふきん」がほしくて、お願いして買ってきてもらったのです。可愛くないですか?このふきん。本がたくさん描かれているんですよ。 

買ってきたよーとけんちゃんから袋を渡され、家でうはうはしながら袋を開けたら一緒に「月の句集」も入っていたのですから、嬉しくないはずがありません。普段、おかしな行動しかしない人なのにこんな時ばっかりイケメンです。困ります。可愛い永遠の下僕です。優しくします。エサは与えます。げんこつはしません。

けんちゃんはこれからも面白い動きをしてくれそうな気がするので、遠くから眺めていたいと思います。

 

***

 ふぅ。なんとか終了。

これらが私が今までにプレゼントされた本達でした。

もう少しありそうな気がするのですが、パッと思いついたのがここに挙げた本でした。

それからこれは身内なので、また意味合いが違うかも知れないのですが、息子がうまれたとき、母からこの本をもらいました。

はじめてであう小児科の本

はじめてであう小児科の本

 

 「1冊もっておくと、不安になった時に少しだけ安心できるから」

母はそう言って私に手渡してくれました。初めての子育ては不安しかなくて、子どもが熱を出したり、発疹が出たりするといちいち慌ててましたけど、この本を読むことでだいぶ落ち着いて行動できたような気はしています。

 

本を人にプレゼントする際は、やはり相手のことを少しは思って選んでくれていると思うんですよね。「私が好きだからあなたもこの本きっと気に入るはずだ!」とか「これは今のあなたに少しだけヒントをくれるかもしれないよ」など何かのメッセージもありそうな気がするのです。

まあ、特に考えがなかったとしても、私は本をもらうのが好きなので、これからも絵本を配りながら生きていきたいと思っています。