アニメはわりと好きだけど、今はまったく詳しくなくて少し観る程度のわたし。子どもの頃は思いっきりテレビっ子で、夕方からの再放送アニメもかなり観ているような子であった。魔女っ子メグちゃん、ビッケ、ガンバ、てんとう虫の歌、一発貫太くん、一休さん、ろぼっ子ビートン、タマゴン、クリィミーマミ、ペルシャ、愛してナイト、スパンク、あんみつ姫、世界名作劇場、タッチ……もう、どこまで書けばいいかわからないぐらい楽しく観ていたんだ。
こないだ娘がスプーンおばさんの本を読んだ話をしてくれたので、私は思わず「リンゴの森の子猫たちに~誘われたのよ楽しいパーティー♪」と口ずさんでしまった。
「なにそれ?」
「スプーンおばさんってアニメ化されてたんだよ。そのときのエンディング曲」
「へぇ~」
「もっと感動してよ!筒美京平の作曲なんだから!」
娘にとって筒美京平って誰よ?という疑問しか残さない会話もしてしまった。
あの頃のアニメは単純なものが多くて楽しかった。深く考えなくてもあははって笑えるやつ。学校で嫌なことがあってもあははって笑えば少しだけ和らいだのだ。
娘が最近、東方Projectの歌とキャラクターに興味を持ち始めたようだったので、「それならアニメイトとかに行けばなんかグッズとかあるかもよ?」なんて軽い気持ちで私は言ってしまった。アニメイトってなに?なに?興味を持った娘を連れていざ、アニメイトへ。言い出しっぺの私もアニメイトへ行くのは一体何年振りだろう?ってなぐらいで、思い返してみると中学時代以後行ってないかも知れないということに気づいた。私が中学生のときって何年前やねん。確か、高河ゆんが好きな友達に連れられて行ったような記憶が遠くの方にある。アーシアンを貸してもらった記憶もちょこっとだけあるんだ。
さて、アニメイトへ足を踏み入れた私達はまず、おそ松さんの前で止まってしまった。娘はおそ松さんも好きだからである。そこからは私は店内を一周するようにいろんなものを見て回った。娘は東方グッズのあたりにしゃがみこみ、目をきらきらさせて楽しそうにしていた。
たくさんの時間をかけて娘は選びに選び抜いたこちらを購入した。
こんぱくようむ。
見てのとおり、娘は学校へ行くときに毎日首から下げる笛にこんぱくようむをつけた。
先日、一斉下校があったのだが、そのときに上級生の子から「それって東方やろ?いいなぁ!」とかなり羨ましがられたとにこにこしながら娘が言っていた。「そんなん、どこで売っとるん?って聞かれたよー」とも言っていた。
「あれ?もしかしてアニメイト知らないのかしら?」と私が言うと、「お母さんはなんでアニメイト知ってるの?」と娘に問いかけられてしまった。
確かにそこまでアニメ好きではないなぁ、わたし。だけど、アニメが好きとか嫌いとかではなくて、この田舎町の中で、どんなものがどこで売っているのかを知るのが好きなだけなんだとふと、気づいた。
「アニメイトっていうかね、私はいろんなことが知りたいの。なにか面白いことはないか、探していたいの」
それが娘にされた問いに対する私の答えだった。
これからもココで何かを探していく。
代わり映えがないとか思っていても1年で街並み変わる。
それを探せるかどうかは私自身にかかっているんだ。
マンガ家 高河ゆん - Drawing with Wacom (DwW)
昨日、こんなのがupされてた。こういうの見てるの楽しい。
私はまったく絵心がないから尚更かも。