バンビのあくび

適度にテキトーに生きたいと思っている平民のブログです。

手から手へ

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コーヒーをいれたマグカップに手をかけた時、「ああ、ずいぶん手が荒れているなぁ」と思った。
 
慌ててハンドクリームを塗ってみたけど、普段からしっかりとケアしなければダメよね。
肌が弱いため、気を抜くと手荒れがひどく、ヒビ、あかぎれだらけになる。
絆創膏だらけの手はなんだか恥ずかしい。
 
現在、住んでいる家は夫の実家で引っ越す際に水周りを全てリフォームした。
その時に「食器洗浄機をつけたら?」と夫に言われた。家事の時短と私の手荒れのためであろう。
食洗機を設置し使用してみると、手が水にさらされる時間が減ったためか手荒れがだいぶ改善された。
素敵アイテム、食洗機。
 
それでも気を抜くと手は荒れる。
なんでもそうだ。いつもどこかで気にしていないと少しずつ壊れていく。
 
 
以前、5、6人の友達と食事をしていた時に男友達が「どうしたの?その手?」と私の絆創膏だらけの手を見て言った。
なんとなく皆の手を見てみたら、絆創膏なんてしてなかったんだ。ああ、そうだよな、女の子は手のケアもネイルもキレイにするよねと思い、手を隠したくなるくらい恥ずかしくなった。
その友達に「あぁ…肌が弱くてね、すぐ荒れて切れちゃうの」と少し目線を外しながら答えると、「…そういう手、嫌いじゃない。頑張ってる気がする」と思ってもいなかったことを言われた。
へへへっと少し嬉しくなった。
拾ってくれる人がいるからなんとか頑張れているんだなぁと、いつもそう思っている。
 
 
私は手フェチなので、男の人の手を眺めるのが好きだ。
「手は口ほどにモノを言う」と思っている。
ごつごつしてても、スラッとしてても、指が短くても、水かきがついていても、どんな手でも良い。
その手から様々なモノが生み出されているかと思うと、とても愛おしく、ずっと眺めていても飽きない。
手は働き者だよねー。ほら、このブログも書いている今も働いているもの。
とりあえず、私に出会ったら挨拶がわりに手を差し出すと吉ですぞ!(笑)
 
 
 
 
毎朝、車で保育園へ行き、お部屋に入るまでは娘と手をつなぎながら歩く。
何メートルでもない、とても短いひととき。
そこには、小さい手から私の手へのメッセージがある。
ギュっとしたら「あ、今日はあんまり行きたくないんだ」と思い、ブンブン振り回したら「なんか楽しいことがあるんだな」と思ったり。
 
何も言葉がなくてもただそれを感じて笑って送り出せたら・・そんな幸せはないんだ。