
『チェブラーシカとロシア・アニメーションの作家たち』を観てきました。
この展覧会はすでに色んな場所を巡回しているので、観られた方もいらっしゃるのではないかと思います。
チケットを購入する際、ロビーに大きなチェブラーシカがいましたよ。かわいい。娘、大喜び。

チェブラーシカは小熊でも猿でもコアラでもなく「謎の動物」です。
元々はワニのゲーナが主人公のお話なのですが、チェブラーシカの人気がありすぎて、実質的な主役になったらしいです。やっぱりさ、存在感があるとピカッと光っちゃうんでしょうね。
私も主役じゃなくていいからピカッと光るポジションを狙って生きたい。名脇役的なやつ。名前はなんだっけ?となるけど逝去の報道で顔写真が出た時に「ああっ・・」ってなるような人がいいな。
・・・というどうでも良い話はここまでにしてチェブラーシカですよ。
ストーリーになるように展示がされていて、娘にお話を読みながらゆっくり観て行くことができました。他にもスケッチ、人形、アニメーション上映もあってとても楽しかったです。
まあ、私は言えましたよ。滑舌はそんなに悪くないんです。中学生の時、社会の授業中、隣の席の子とちょいと話をしてたんです。そしたら先生が「そこ!話してちゃダメだ。罰としてチグリス川ユーフラテス川を3回早口言葉で!!」といきなり言ったんです。そこで私、完璧な早口言葉を披露してしまい、先生も生徒も絶句しましたからね。先生「お、おぅ、もういいよ」って言いましたからね。最近はあまり口を動かしてないんで、それほどではなくなりましたけどシャパクリャクはいけます!息子は滑舌悪いんで撃沈してました。
チェブラーシカを一通り見終わると、ロシアアニメーションの展示になるんですけど、最初にあったのが「雪の女王」でした。今ちょうど「アナと雪の女王」やっているのでその違いを漠然と眺めるだけでも面白いと思いました。
その横に「ミトン」。チェブラーシカの人形アニメと同じロマン・カチャーノフ監督ですもの。無条件に可愛いです。年末に「ミトン+」と「こねこのミーシャ」が2本立てでやっており行きたかったのですが、夫の手術とかありバタバタでそんな余裕がなかったため、ミトンの展示を観られただけでも良かったです。
それからEテレでおなじみの「Log Jam」そういえばロシアアニメだったなとそこで気づいたんですけど、1人で「ログジャムログジャム〜♪」と小さな声で歌ってたので誰も私に寄り付きませんでした!
その後、小さなスペースですがロシアアニメの上映をしていたので少し観ました。本当は全部観たかったのですが、子どもが持ちませんでした。。。ロシアアニメは静かでどことなく寂しく、話のテンポもスローなので子どもは飽きるみたいです。もちろん色んなアニメがあるのですが、たまたまその時に観たのはそんな感じでした。
「おかしなおじいさん」という9分ほどのアニメはストーリーが掴みづらかったのですが、とにかくビンの色が鮮やかで美しかったことだけ記憶に止まりました。数本のビンに口を近づけ音を出すおじいさんのところが好きかな。
昨年行ったトリエンナーレのカリキス&オルローの映像をちょっと思い出しました。共通点一切ないんですけど、空虚感が思い出させたのかも?
もうひとつ「不眠症」という4分のアニメも観ました。眠れないから羊を数える・・から生まれる発想ですかね。牛が出てきてそんな気がしました。そう言えば眠れない時に羊を数えるのは「sleep」と言っているうちに口が回らなくなって「sheep」になったと言うのを大人になってから知りました。諸説あるんでしょうけど面白いと思いましたよ。
そんな感じで全体的に楽しく過ごしましたー。
子どもは無料なのもよろしいよろしい(笑)
お姉さんが良かったら常設展も見て行って下さいと言っていたので常設展も見てきました。
全体的にゆるっと回った後、丹羽文雄記念室でくつろぎました。
くつろいだのは再現されている応接間です。だーれもこないので息子と「これはなかなかですな」と言いながら偉そうな人ごっこをしてました。ボタンを押すと音声も流れるのでなかなか良いですよ。

もう手に入らないような本の表紙を眺めて、素敵だなと思いました。
私はやっぱりワニのゲーナが好き☆