バンビのあくび

適度にテキトーに生きたいと思っている平民のブログです。

背後から聞こえる物音が苦手です

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娘が小学校へ入学した為、車で送迎することもなくなった。

細かく言えば、義母の家へ迎えに行くことはあるけれども、保育園のように時間を気にしなくてすむので心に余裕が出来るようになった。
 
こども達を送り出した後、「さて、そろそろ行きましょうか」と1人で車に乗る。
車でラジオや音楽を聴くにも今までは子どもと会話をしていたのであまりズズッと入ってこなかった。
今はふふふ〜ん♪と鼻歌が出るくらいにはリラックスして楽しい時間を過ごしている。
 
今日もちょっと大きめの鼻歌を歌いながら、気分良く車を走らせていた。
ふと、どこからか「ち・・りん」と何かが鳴る音が聞こえた。
なんだ?どこから音がしたのだろう?と耳を澄ましてみたが次の音は聞こえてこなかった。
外からした音だろうか?それとも気のせいかも知れないと思い、そのまま車を走らせる。
するとまたどこからか「ち・・ちりりん」と音がした。
どうやら後部座席の方からしているらしい。
 
私はジェットコースターのような絶叫マシンは大好物なのだが、お化け屋敷はとんとダメな怖がりなので、背後から音がするシチュエーションはゾクゾクっとしてしまう。
(どうでも良いですが、お化け屋敷ではちょー可愛くなります。だから入りませんw)
ちらりとバックミラーに目を向けたが、何も映ってはいない。
 
妄想族でもある私は「これはもしや怪談話とかである見えない誰かを乗っけっちゃったパターンかも知れない」とか思い始め、さらにゾクゾクしてきてしまった。冷や汗たらり。
「『ちりりん』はきっと鈴の音でお婆さんが鳴らして歩いているんだ。そんで、どんどん音が大きくなって耳元までやってきた時には・・ああぁぁぁっ!」とどこまでもそんな妄想を膨らませる。
 
その時、「ちりりん」とわりとハッキリした音がしたため、「キャーッ!」と叫んだ。
1人で。怪しいことこの上ない。
こんなコトを繰り返していてはいつか職質されるのではなかろうかと言う不安が頭をかすめたので、「これはさすがに正体を暴こうじゃないか」とそんな気になった。
今はまだ明るい。何かあったら外に飛び出せばいい、そう思った。
 
音がした方向は運転席から斜め後ろ。助手席の後ろである。
信号が赤になり車が止まった。
振り返るなら今しかない!と思い、意を決して首を後ろへ向ける。
 
「ち・・ちりりん」
 
そこにはこれがあった。
 
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・・・。
 
息子が先日購入した100均の卓上ベル・・。
 
なんでこんなとこにあるんやー!
 
 
帰宅後、息子に職質をかける。
「なんで、車に卓上ベルがあるのよ?」
「あ、昨日、バッグに入れて持ち歩いたから落ちちゃったのかも知れない」
「あれさ、『卓上ベル』やん?卓上やん?卓上になくてどうすんねん!!
 
私の意味不明な怒り方に息子は半笑いで「ご、ごめんなさい・・」と言っていた。
 
冷静に考えると対したコトじゃないのに大変申し訳なかったと思っている。
 
でもでも、怪奇現象じゃなくて本当に良かった。
危うく悪夢を見るところだった。
今日は弾けた夢を見ると決めているので、ホッと胸を撫で下ろしたのである。。