本日はお日柄もよく。
歩けど歩けど忙しないのは、すべて12月のせいにして良いのだろうかと思いつつ、今日も足をたかーく上げて、なんとか前に進んでいる。
とりあえず年を越す前に「今年購入した絵本」をまとめられたのでホッとしている。ブログの更新頻度が下がろうとも、これだけは書きたかったのだ。ちなみに「今年購入した絵本」を2016年に発売されたものに限定している点でそれとなくお察し頂きたい。さらに言えば「今年購入した絵本」であり、「今年読んだ絵本」でないことも然り。
「今年読んだ絵本」は「購入した絵本」の3倍ぐらいはあると思われます!
絵本は好きだけれど、小説や児童書、YAも読む。私って雑食だなと思う。
けど、「これは良かった!」と読後に思った本はブログにたいてい挙げているので、あとで見返すと自分が好きな話がなんとなく見えてきて面白い。ウフウフしながら私自身が楽しむために書いているところはある。
ただ、そのタイミングを逃すとブログに挙げ忘れて、静かに消えていく。
という訳で、今年読んだ児童書で面白かったけど、ブログに挙げてなかった児童書を紹介するコーナーを始めたい。(ここからが本題。前置きが長い)
まずは『ハルとカナ』。
ひこ・田中さんの文にヨシタケシンスケさんのイラストとくれば期待せずにはいられなかったが、期待通りの本だった。
小学2年生のハルとカナ。お互いちょっとだけ気になる存在なのだけれど、それがなんでなのかわからない。
「どうして気になるのかしら?」
どこが好きなのかわからないけれど、あの子と話してみたい。
「ハルとカナ」は、遠い昔に味わったことのあるような気持ちを思い出させてくれた。淡いラブストーリーではなく、男の子と女の子が互いを認識していく過程を考察しているのも面白い。文章はひこ・田中さんが書かれているのだけれど、ヨシタケシンスケさんの絵本を読んだことがある方なら、ヨシタケさん要素も存分に含んだ本だと感じるのではないかと思う。読後、ひこ・田中さんがリアル小学2年生なのではないか?と疑ってしまった。それぐらい、小2リアルな気がする。
次は『キノコのカミサマ』。
きのこが好きなので、タイトルだけをみて読み始めたのだが、いやぁ、これ、すごいよ!攻めてる児童書って感じだよ!
タイトルどおり、きのこの神様が出て来るのだが、この神様が「こっそりひとんちの台所をあさり、お笑い好きで、きのこがマイブーム」っていうへんてこな神様なのだ。ちなみに神様はボブマーリーの髪型なのだよ。このあたりで神様がへんてこなのは、なんとなくわかって頂けると思うが、実は登場する人物がほぼ全員どこかヘンなのである。
うわー、このお話どうなっちゃうのよー、みんなヘンよー、助けてー!と思ったあたりで、ヤコウタケが出てきてテンションが上がりまくった私。
だって、わたくし、今年はヤコウタケ栽培なんてしちゃったもんだから、ヤコウタケに親しみがわいているんですもの☆
おそらく読書感想文にはまったく向かない本ではあるけど、楽しいものがヨミタイヨ!という方にはおすすめである。
読んだ本を書き留めてはいるのだけれど、ついつい忘れてしまうので、気に入った本はこうやってブログに書いておけばいい。
また、ぼちぼち書いていきます。