朝見えた雲は輪郭がくっきりしていて、鮮やかな空の色にも負けないくらいの存在感を放っていた。
夕方見た雲は淡い空の色と馴染むように、空に流れ溶け込んでいた。
どちらも良い空だと思った。
皆が不安を抱えているため、必要のない情報をわざわざ話してくる人がいる。相手は親切のつもりなのかもしれないが、私は出どころが不明な話に耳を傾けるつもりはない。そうして自分を守っていかなければ、どんどん疲弊するだけだし、世の中のこと以外にも私には優先して考えるべき事案があるので、ちゃんと立てるように心を保つ努力を重ねる必要がある。
夕飯を作り、洗濯物をたたみ、お風呂に入るまでに少しだけ横になった。どうやら10分くらい眠っていたようだった。ぼんやり膜が張っているような目を開けたら娘が微笑んでいた。
というか、今日はお小遣い支給日だったため、渡されたお小遣いを手にとってにやにやしていただけだった。
娘が大事にしているカビゴンのぬいぐるみの手には茎わかめが押し込まれていた。
アルバム『The Secret Life of VIDEOTAPEMUSIC』がめちゃくちゃ好き。
この曲を聴いてると何処かへ行きたくなる。