1日の中でも気持ちの浮き沈みが激しく、なかなか上手く抜け出すことができない。
例えるなら、首都高は走っていて、目的地で出たいのにどこの車線を走ったらいいかわからず、あたふたしたまま、ずっと降りられずにもう一周走るみたいな、そんな感じを繰り返している。
ほとんどが最終的に自分を責めることに向かってしまうので、どうにかしたいんだな。
だって、私は私にそこまで責められるほど、ひどいことしていないと思うのだ。
誰も悪くないと思いたいし、誰かを責めることもしたくないって思いが強すぎて、身代わりになってしまうのが自分なんだと思う。
もう少し、私をなで回して、抱きしめてあげたいよ。
料理はこころを落ち着けるための行為なので、楽しく続けている。ひとつひとつの動作をゆっくり行うことで、自分を取り戻すことができ、さらには美味しく頂けるのでとてもよい。
今日は雨が降っていたけれど、夕食後に散歩へ出かけた。夜のひんやりした空気と雨が傘に当たる音を聞きながら歩いた。水たまりに気づかず、靴をぐしょぐしょにしながらも止まらずに歩いた。遮光性の高いカーテンとそうでない明かりのもれるカーテンが交互にかかっているようなアパートの横を通り、勢いのある車に水をかけられそうになった。
見知らぬ他人であっても、誰かがこの街に住んでいることだけで、安心できる夜もあるのだと知った。