桜は満開をすぎて散りゆく頃が儚くて美しいとおもう。
今年も車窓から桜を眺めるにとどまった。この時期は忙しい。物理的にも精神的にもあわあわしていて落ち着きがない。いつか、桜をだれかとゆっくり眺めながら歩きたいとずっと願っている。
ささやかな夢。
以前から栞を作っているが、何か新しいパーツと組み合わせられないだろうかといつも考えている。ふらふらと100円ショップに行って、ピンとくるものがないか棚を眺めていたところ花びらのモチーフを見つけたので、早速使ってみた。
紙はミルクティーのような色で全体的に柔らかくしたのだけど、切手の背景色が際立ってなかなか気に入っている。
色の組み合わせを考えるのは洋服のコーディネートと似ていると思う。足して引いて、うるさくならないようにして、日常に溶け込ませる。
花びらは栞を本に挟んだとき、こうやってちよこんと出ているのが可愛らしいと思う。メインは本。それに色を添えるのが栞だと思っているので、控えめくらいがちょうどいい。
栞は真ん中には立ちたくない私に少し似ている気がする。自分が全面に出るよりも誰かを支える方が好きな私は栞のようなものなのかもしれない。
以前は支えきれないものを支えようとして、くるしくなったりもしたけれど、最近はある程度諦めている。
私がすべて負うことはない。
私にできるところまで。
だって私は大事な私を守らなくてはいけないのだから。
私のチョコチップちゃんが花を咲かせていた。花は天をめがけて自由に伸びるのだね。
私もここからまた自由にあちらこちらへ伸びていくつもり。
まだまだ私にはのびしろがあるから。
むしろ、のびしろしかないから。
真舟とわ - 愛しい世界 | Towa Mafune - love for gyoza sekai (Official Music Video) - YouTube