奈良県立美術館で開催されている『ブラチスラバ世界絵本原画展』へ行った。
このご時世、行くのをずっと迷っていたが、会期終了が目前となり、居ても立ってもいられず車に乗り込んだ。
名阪国道は奈良県に突入してからが気持ちいい。特に魔のΩカーブと言われている、特徴的なカーブのあたりの景色はとてもいい。
山のモリモリした木の感じ、色、空の青さ、どれが欠けてもちょっと残念な感じになるが、この日はベストだった。
絵本原画展はとても空いており、わざわざソーシャルディスタンスを意識せずとも観ることができた。海外作家の作品も良かったが、私はこの日はじめて、きくちちきさんの原画を目にし、息が止まってしまった。きくちちきさんはとても好きな作家なのだが、原画の人を惹き付ける力がすごくて驚いた。dysonも到底及ばない吸引力を前に言葉を失い、知らぬ間に目に涙がたまっていた。他の作家さんも素晴らしかったが、やはり私はきくちちきさんが大好きだと思った。
観に行く選択をして良かった。
私がここにいて良かった。
奈良へ行ったので、大和郡山の「とほん」へ寄った。「とほん」は何度も訪れているとても好きな本屋さんで、行けば必ず欲しい本があるのだ。
今回も何冊かを手にし、来年開催される「栞展」へ申し込んだ旨をお伝えし、ご挨拶してきた。私が今年の自粛期間にしおりを作っていたのは、栞展に参加することを見据えていたこともある。自分に何ができるかわからないが、何かしたい思いが強かったのだ。多くの人に届かなくても構わないが、私は自分が居ることを声にしたい。このブログもそのような思いがある。
今回、奈良県立美術館へ行くのに、道を間違えた。と言っても、30メートルくらい進んですぐに気がついたので問題ないのだが、道を間違えたおかげで活版印刷を扱っているお店を見つけた。
いつも正しく、真っ直ぐ進めば早く着くけれど、時には間違ってみるのもいいなぁと思った。
昨日、こねずにタッパだけを使ってパンを作った。「こねずに」といっても、タッパの中で折り畳んだり、ひっくり返したりする。でも広い場所を使わないのはラクでいい。私は100円ショップで買ったタッパを使ったが、何も問題はなかった。焼きたてのパンは美味しかった。なんだか、パンを作る敷居が低くなったので、これからもたくさんチャレンジしたいと思った。
わたし、まだまだやれるんで!
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