バンビのあくび

適度にテキトーに生きたいと思っている平民のブログです。

20221105

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休日の朝にゆっくりごはんを作る。慌ただしく、とりあえず何かを口に入れるような平日と明確に区別するように、時間の流れを自分の手で変える。

何の変哲もない野菜サラダでも食べたくなるように見映えよく盛り付ける。えのき、舞茸、しめじなど何種類ものきのこを細かく刻む。ベーコンとみじん切りにした玉ねぎをバターで炒め、きのこを加える。小麦粉をまぶして更に炒め、水と牛乳を注いでいく。コンソメ、塩コショウをふり、味を整えれば、きのこチャウダーの出来上がり。珈琲は豆を手動でがりがりひいて、香りと手のひらから伝わる振動を楽しむ。


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午後から三重県立美術館へ。岡田米山人と半江の作品を堪能。

私の伯父がお寺の息子で、お正月に遊びに行くと色紙に竹や菫、秋桜などいろんな絵を筆で描いてくれたことを思い出した。描いてくれた絵よりも伯父が使っていたパレットが記憶に残っている。そのパレットは私が小学校で使うような鮮やかな絵の具の色ではなく、濁った色で埋め尽くされていたからだ。伯父は濁った色のいくつかを混ぜ合わせて絵を描いた。それがなんとも鮮やかで魔法をみている気分だった。


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同時開催の元永定正展も楽しかった。曲線、グラデーションなど色やかたちの持つパワーを感じた。子ども達が幼い頃、元永さんの絵本を「読んで!」と何度も持ってきたけれど、最もだと思った。


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「三重の木の椅子展3」も開催されていたのでたくさんの椅子に座ってきた。


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読書のためのあぐら椅子。

座ったら本が読みたくなった。


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井草の椅子。存在感がすごい。


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こちらは座りやすかった。


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きのこが好きなので、きのこ。


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個人的には気に入った椅子。

シンプルだけどフィット感が抜群に良かった。


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空を見上げたらくも。


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夕刻の工場の風景。


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夜。『窓辺にて』を観た。

稲垣吾郎の持つ雰囲気が存分に引き出されていてとてもよかった。書くことについてやパーフェクトではないパフェが食べたくなる映画だった。

最近は「やらかす私をどれだけ愛せるか」ゲーム大会をひとりで開催しているので、出てくる人が愛しく感じた。

 

感情の揺れについて考えた。嫉妬心は邪魔だけど、ないと寂しいものであるとか、そういうの。

無関心がおそらくいちばん残酷。

見ないふりをしているようでも、きっと見てるって思いたい。私のことをわかってる人っているんじゃないのかな、っていう淡い夢をずっと見てる。

また、明日もきっと、夢を見る。